”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』はエニックスから1992年9月27日に発売されたスーパーファミコン用のロールプレイングゲーム。
国民的RPGとして人気を確立していた『ドラゴンクエスト』シリーズ。その第5作にあたる本作はシリーズで初めてスーパーファミコンを舞台に登場しました。
少年だった主人公が成長し、やがて結婚して父親になる――。ひとりの主人公の人生を長い時間軸で描いた物語は、それまでのシリーズとはひと味違うものです。
そして忘れてはいけないのがモンスターを仲間にして一緒に冒険できるシステム。現在では『ドラゴンクエストV』を象徴する要素として知られていますが、当時の外箱にも「モンスターが仲間に!!」と大きく紹介されていました。
今回はそんなスーパーファミコン版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を所有している外箱・カセット・取扱説明書の実物写真とともに見ていきます。
タイトル画面
プレイ画面
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が発売された1992年。当時の家庭用ゲーム機市場ではファミリーコンピュータからスーパーファミコンへの世代交代が進んでいました。
『ドラゴンクエスト』シリーズも本作からついにスーパーファミコンへ。
戦闘画面
前作『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』までのファミコン作品と比べると、グラフィックや演出、サウンドなどが大きく進化しています。
とはいえ現在のゲームのように派手な映像表現で魅せる作品ではありません。ドット絵とメッセージ、そして音楽からプレイヤー自身が世界を想像する――。そんなRPGらしい楽しさが色濃く残っているのも、この時代ならではでしょう。
スーパーファミコン版『ドラゴンクエストV』の外箱は白を基調とした縦長のデザインです。
上部には大きな「DRAGON QUEST V」のロゴ。その下には主人公とビアンカ、キラーパンサー、スライムなどが描かれています。
余白をたっぷり残した白いパッケージに鳥山明氏による鮮やかなイラスト。
ゲームショップの棚に数多くのスーパーファミコンソフトが並んでいた当時、この大きな「V」の文字もかなり目を引いたのではないでしょうか。
左上には緑色のENIXロゴ、右上にはスーパーファミコンのライセンスマーク。当時のエニックスから発売されたソフトであることを物語る部分でもあります。
表面からひっくり返すと雰囲気は一変します。
パパス、幼い主人公、ビアンカといったキャラクターイラストに加え、ゲーム画面やシステム紹介、物語の説明までびっしり。
今のゲームパッケージと比べてもかなりの情報量です。
上部には「ドラゴンクエストは、あなた自身が主人公となって繰り広げる冒険の物語です。」という説明があり、その下には物語の導入部分が記されています。
ゲーム内容をまだ知らない人が箱を手に取り、裏返して「どんなゲームなんだろう」と読む――。パッケージそのものがゲーム購入前の重要な情報源だった時代を感じさせます。
下部にはバーコードのほか、株式会社エニックスの社名「FOR SALE AND USE IN JAPAN ONLY」「MADE IN JAPAN」の文字も確認できます。
こうした細かな表記も含めパッケージは1992年当時を残す資料のひとつです。
横長のラベルいっぱいに描かれているのは主人公とビアンカ。その右側に「DRAGON QUEST V」のロゴが大きく配置されています。
外箱表面とは異なるイラストを採用しているのが面白いところですね。
限られた横長のスペースながら、キャラクター、タイトルロゴ、ENIXロゴ、スーパーファミコンのライセンスマークがきれいに収まっています。
右上には「SHVC-D5」の型番も確認できます。
箱に入れた状態では見えなくなる部分ですが、カセット単体でも『ドラゴンクエストV』らしさをしっかり感じられるデザインです。
中央上部にはNintendoの刻印があり、その下に「PAT. PEND. MADE IN JAPAN」の文字が入っています。
下部には注意書きのラベルが貼られており、
SUPER FAMICOM CASSETTE MODEL NO. SHVC-006
という表記も確認できます。
表面に記載された「SHVC-D5」とは異なり、こちらはカセット自体のモデル番号です。
また、今回の個体には経年による若干の変色や汚れも見られます。
発売は1992年。30年以上の年月を実際に過ごしてきたゲームだと考えると、こうした経年変化も中古ゲームならではの表情に見えてきます。
取扱説明書の表紙も見逃せません。
外箱、カセット、そして説明書。それぞれに異なるイラストが使われています。
説明書に描かれているのは父・パパスと幼い主人公。そしてベビーパンサーやスライムたち。
ゲームを始めたばかりのころの冒険を思わせる一枚です。
上部にはスーパーファミコンの文字とタイトルロゴ、下部には「SHVC-D5」「取扱説明書」と記載されています。
箱・カセット・説明書を並べて眺めてみると、単純に同じパッケージイラストを使い回していないことに気づきます。
それぞれ違う絵を楽しめるのは、紙の説明書が当たり前だった時代のゲームソフトならではの楽しみでしょう。
説明書の裏表紙には巻物をイメージした枠の中に「冒険の心得」が書かれています。
電源を入れたままカセットを抜かないこと、ゲームを終了するときにはセーブすることなど、内容そのものはゲームを扱う際の注意事項です。
その下を見ると時代を感じさせる部分があります。
大きく記された「株式会社 エニックス」の文字。
さらに東京都新宿区の所在地や電話番号まで印刷されています。
2003年にスクウェアとエニックスが合併したため「株式会社エニックス」の名前が入ったこの説明書もまた、当時の姿をそのまま残しているものです。
ゲームを遊ぶだけならカセット一本あればいい。
けれども外箱を眺め、カセットを裏返し、説明書まで開いてみると、そのゲームが発売された時代まで見えてきます。
1992年9月27日発売。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は親子三代にわたる壮大な物語だけでなく、スーパーファミコンという時代のゲーム文化そのものを今に残している一本です。
”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』はエニックスから1992年9月27日に発売されたスーパーファミコン用のロールプレイングゲーム。
国民的RPGとして人気を確立していた『ドラゴンクエスト』シリーズ。その第5作にあたる本作はシリーズで初めてスーパーファミコンを舞台に登場しました。
少年だった主人公が成長し、やがて結婚して父親になる――。ひとりの主人公の人生を長い時間軸で描いた物語は、それまでのシリーズとはひと味違うものです。
そして忘れてはいけないのがモンスターを仲間にして一緒に冒険できるシステム。現在では『ドラゴンクエストV』を象徴する要素として知られていますが、当時の外箱にも「モンスターが仲間に!!」と大きく紹介されていました。
今回はそんなスーパーファミコン版『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』を所有している外箱・カセット・取扱説明書の実物写真とともに見ていきます。
タイトル画面
ドラゴンクエストV 天空の花嫁の基本データ
ドラゴンクエストV 天空の花嫁|SFCを代表する親子三代の物語
プレイ画面
ドラゴンクエスト初のスーパーファミコン作品
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』が発売された1992年。当時の家庭用ゲーム機市場ではファミリーコンピュータからスーパーファミコンへの世代交代が進んでいました。
『ドラゴンクエスト』シリーズも本作からついにスーパーファミコンへ。
戦闘画面
前作『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』までのファミコン作品と比べると、グラフィックや演出、サウンドなどが大きく進化しています。
とはいえ現在のゲームのように派手な映像表現で魅せる作品ではありません。ドット絵とメッセージ、そして音楽からプレイヤー自身が世界を想像する――。そんなRPGらしい楽しさが色濃く残っているのも、この時代ならではでしょう。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁のパッケージ
白を基調とした外箱
スーパーファミコン版『ドラゴンクエストV』の外箱は白を基調とした縦長のデザインです。
上部には大きな「DRAGON QUEST V」のロゴ。その下には主人公とビアンカ、キラーパンサー、スライムなどが描かれています。
余白をたっぷり残した白いパッケージに鳥山明氏による鮮やかなイラスト。
ゲームショップの棚に数多くのスーパーファミコンソフトが並んでいた当時、この大きな「V」の文字もかなり目を引いたのではないでしょうか。
左上には緑色のENIXロゴ、右上にはスーパーファミコンのライセンスマーク。当時のエニックスから発売されたソフトであることを物語る部分でもあります。
情報量の多い外箱裏面
表面からひっくり返すと雰囲気は一変します。
パパス、幼い主人公、ビアンカといったキャラクターイラストに加え、ゲーム画面やシステム紹介、物語の説明までびっしり。
今のゲームパッケージと比べてもかなりの情報量です。
上部には「ドラゴンクエストは、あなた自身が主人公となって繰り広げる冒険の物語です。」という説明があり、その下には物語の導入部分が記されています。
ゲーム内容をまだ知らない人が箱を手に取り、裏返して「どんなゲームなんだろう」と読む――。パッケージそのものがゲーム購入前の重要な情報源だった時代を感じさせます。
下部にはバーコードのほか、株式会社エニックスの社名「FOR SALE AND USE IN JAPAN ONLY」「MADE IN JAPAN」の文字も確認できます。
こうした細かな表記も含めパッケージは1992年当時を残す資料のひとつです。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁のカセット
カセット表面
横長のラベルいっぱいに描かれているのは主人公とビアンカ。その右側に「DRAGON QUEST V」のロゴが大きく配置されています。
外箱表面とは異なるイラストを採用しているのが面白いところですね。
限られた横長のスペースながら、キャラクター、タイトルロゴ、ENIXロゴ、スーパーファミコンのライセンスマークがきれいに収まっています。
右上には「SHVC-D5」の型番も確認できます。
箱に入れた状態では見えなくなる部分ですが、カセット単体でも『ドラゴンクエストV』らしさをしっかり感じられるデザインです。
カセット裏面
中央上部にはNintendoの刻印があり、その下に「PAT. PEND. MADE IN JAPAN」の文字が入っています。
下部には注意書きのラベルが貼られており、
SUPER FAMICOM CASSETTE
MODEL NO. SHVC-006
という表記も確認できます。
表面に記載された「SHVC-D5」とは異なり、こちらはカセット自体のモデル番号です。
また、今回の個体には経年による若干の変色や汚れも見られます。
発売は1992年。30年以上の年月を実際に過ごしてきたゲームだと考えると、こうした経年変化も中古ゲームならではの表情に見えてきます。
ドラゴンクエストV 天空の花嫁の取扱説明書
パパスと幼い主人公が描かれた表紙
取扱説明書の表紙も見逃せません。
外箱、カセット、そして説明書。それぞれに異なるイラストが使われています。
説明書に描かれているのは父・パパスと幼い主人公。そしてベビーパンサーやスライムたち。
ゲームを始めたばかりのころの冒険を思わせる一枚です。
上部にはスーパーファミコンの文字とタイトルロゴ、下部には「SHVC-D5」「取扱説明書」と記載されています。
箱・カセット・説明書を並べて眺めてみると、単純に同じパッケージイラストを使い回していないことに気づきます。
それぞれ違う絵を楽しめるのは、紙の説明書が当たり前だった時代のゲームソフトならではの楽しみでしょう。
裏表紙に残る当時のエニックス
説明書の裏表紙には巻物をイメージした枠の中に「冒険の心得」が書かれています。
電源を入れたままカセットを抜かないこと、ゲームを終了するときにはセーブすることなど、内容そのものはゲームを扱う際の注意事項です。
その下を見ると時代を感じさせる部分があります。
大きく記された「株式会社 エニックス」の文字。
さらに東京都新宿区の所在地や電話番号まで印刷されています。
2003年にスクウェアとエニックスが合併したため「株式会社エニックス」の名前が入ったこの説明書もまた、当時の姿をそのまま残しているものです。
ゲームを遊ぶだけならカセット一本あればいい。
けれども外箱を眺め、カセットを裏返し、説明書まで開いてみると、そのゲームが発売された時代まで見えてきます。
1992年9月27日発売。
『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』は親子三代にわたる壮大な物語だけでなく、スーパーファミコンという時代のゲーム文化そのものを今に残している一本です。