日本の国民的アニメ「サザエさん」は1969年の放送開始から50年以上にわたり、多くの視聴者に親しまれてきました。
長寿アニメであるため、登場キャラクターの声優も世代交代を繰り返してきましたが、中には放送開始当初から変わっていない声優もいます。
本記事では現在も担当を続けている声優は誰なのか、その魅力や歴史を振り返りながら紹介していきます。
長年親しまれてきた声の秘密を知ることで、さらに「サザエさん」を楽しめるはずです!
- 放送開始から変わっていない声優
- 加藤みどりと桂玲子の担当キャラ
- 三河屋の三郎役の交代歴
- 主要キャラ交代の歴史
サザエさんで放送当時から変わってない声優は誰?

- 放送開始から続く声優は何人?
- 加藤みどりさんが演じる”サザエ”
- 桂玲子さんが演じる”イクラちゃん”
放送開始から続く声優は何人?
サザエさんは1969年に放送が開始されて以来、その長い歴史の中で主要なキャラクターの声優も何度か交代を繰り返してきました。
2025年2月時点において、放送開始当初から変わらずに同じ声優が担当しているキャラクターが2名存在しています。
➀フグ田サザエ
フグ田サザエ役の加藤みどりさんは1969年の第1回放送から現在に至るまで変わることなく、サザエの声を担当し続けています。
これはアニメ界でも非常に珍しいことであり、加藤みどりさんの声はサザエさんの象徴とも言えるでしょう。
➁イクラちゃん
また、イクラちゃん役の桂玲子さんも長年にわたって変わらずに担当しています。
イクラちゃんは”サザエさん”の放送開始当初から登場していたわけではなく、途中から加わったキャラクターではありますが、桂玲子さんが担当し続けていることで、視聴者にとって馴染みのある声となっています。
加藤みどりさんが演じる”サザエ”
加藤みどりさんがサザエさんの声を担当し始めたのは1969年の放送開始時からです。
それ以来、一度も交代することなく現在まで演じ続けており、2025年時点で56年以上も同じ役を演じ続けています。
これは、日本のアニメ業界においても極めて珍しいことであり、彼女の演技は長年のファンにとって非常に親しみ深いものとなっています。
サザエさんのキャラクターは明るくて元気があり、時にはおっちょこちょいな一面も持つ人物として描かれています。
加藤みどりさんの声は、そのキャラクターの特徴を見事に表現しており、視聴者にとってもサザエの声と言えば加藤みどりさんというイメージが定着しています。
また、加藤みどりさん自身もサザエさんに対する愛着を持っており、長年演じ続けることに誇りを感じていると語っています。
これだけ長い間同じ役を演じ続けることは決して簡単なことではありません。
声の変化や演技の違いを感じさせないようにするためには、継続的な努力が必要となります。
加藤みどりさんはその努力を惜しまず、今なお視聴者に親しみやすいサザエの声を届け続けているのです。
- フグ田サザエ役:加藤みどりさん
- 生年月日:1939年11月15日
- 現在の年齢:85歳
桂玲子さんが演じる”イクラちゃん”
サザエさんに登場するキャラクターの中でもイクラちゃんの声は特に印象的です。
セリフのほとんどが「ハーイ」や「バブー」といった単純な言葉で構成されていますが、そのシンプルな表現こそがイクラちゃんの可愛らしさを引き立てる要素となっています。
そして、この特徴的な声を担当しているのが桂玲子さんです。
桂玲子さんはイクラちゃんが初めて登場した1976年から現在に至るまで、その声を変えることなく担当しています。
イクラちゃんのセリフは非常に少ないため、一見すると演技の幅は狭いように思われがちですが、実際には感情の微妙な変化を表現するのが非常に難しいキャラクターです。
そのため、桂玲子さんの長年の経験がイクラちゃんの個性を際立たせる重要な役割を果たしているのです。
また、イクラちゃんの特徴的な話し方は視聴者の間でも非常に人気があり、モノマネをする人も多いほどです。
イクラちゃんの「ハーイ」や「バブー」といったセリフを聞くと、サザエさんを思い出すという人も少なくありません。
これほどまでに印象的なキャラクターを長年にわたって変わらずに演じ続けている桂玲子さんの存在はサザエさんにとって欠かせないものとなっています。
- 波野イクラ役:桂玲子さん
- 生年月日:2月8日(年は非公表)
- 年齢:非公表
サザエさんの声優交代の歴史

- 二又一成さんが演じる”三河屋の三郎”(サブちゃん)
- 主要キャラクターの交代
二又一成さんが演じる”三河屋の三郎”(サブちゃん)
二又一成さんは1985年から長きにわたりサザエさんの三河屋の三郎役を担当されています。
1985年以前の「三河屋の三郎(サブちゃん)」の声優は白川澄子さんです。
その後、1985年からは二又一成さんに交代し現在まで担当しています。白川澄子さんはその他にも多くのアニメ作品に出演し、特に「ドラえもん」シリーズの出木杉英才役などで知られています。
2015年に白川澄子さんは亡くなりましたが、彼女の演じたキャラクターは今でも多くの人々に親しまれています。
主要キャラクターの交代
サザエさんは放送開始から50年以上が経過しており、その間に多くのキャラクターの声優が交代してきました。
主要キャラクターの中でも「波平やフネ、カツオ、ワカメ」などは、それぞれの担当声優が高齢になったことや亡くなられたことにより交代を余儀なくされています。
例えば、波平役は初代の永井一郎さんが2014年に亡くなったことで茶風林さんに引き継がれました。
永井一郎さんは長年にわたり波平の声を担当し、その厳格ながらも愛情深いキャラクターを見事に演じていました。
そのため、交代当初は新しい声に違和感を覚える視聴者も多かったのですが、現在では新しい波平として定着しています。
また、カツオ役も複数回にわたり声優が交代してきました。初代はドラえもん役で知られる大山のぶ代さんから始まり、現在は冨永みーなさんが担当しています。
このように、サザエさんのキャラクターの声優は時代とともに変化してきましたが、唯一変わらない存在として加藤みどりさんと桂玲子さんがいることは、長年のファンにとって安心感を与える要素となっています。
サザエさんの魅力は、ただストーリーが面白いだけでなく、長年にわたって変わらぬ雰囲気を保ち続けていることにもあります。その安定感を支えているのが、長年続けている声優たちの存在なのです。
まとめ:サザエさんの変わらない声優と歴史
以下に記事のポイントをまとめます。
- 1969年の放送開始から変わらずに続く声優は2名
- フグ田サザエ役の加藤みどりさんは放送開始から担当
- 加藤みどりさんはギネス世界記録に認定されている
- イクラちゃん役の桂玲子さんも長年担当している
- イクラちゃんは1976年に登場したキャラクター
- イクラちゃんのセリフは「ハーイ」「バブー」など単純なもの
- 1985年から三河屋の三郎役を二又一成さんが担当
- 1985年以前の三郎役は白川澄子さんが担当していた
- 主要キャラクターの多くは声優が交代している
- 波平役は永井一郎さんから茶風林さんに交代した