”棚から取り出す、一本のゲーム”
2006年、ゲームセンターに巨大な「モビルスーツのコックピット」が登場。
半球状の大型筐体「P.O.D.」に乗り込み、180度のスクリーンを前にモビルスーツを操縦する『機動戦士ガンダム 戦場の絆』です。4対4を基本としたチーム戦と専用筐体による没入感は、それまでのガンダムゲームとはかなり違った体験を生み出しました。
しかし、そんなゲームを携帯機へ移植するとなれば話は別。巨大スクリーンもなければ左右の操縦桿もありません。
その『戦場の絆』をPSPへ持ってきたのが2009年3月26日発売の『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』です。単純な移植ではなく最大8人による4対4のアドホック通信や一人用ミッションなど、PSPに合わせたアレンジが施されました。
そして本作、実は発売直後の売れ行きもなかなかのもの。
発売初週で約8.5万本を販売してランキング1位となり、2009年の年間販売本数は約18.2万本を記録しています。
アーケード版の代用品として見るのか。それともPSPならではの『戦場の絆』として見るのか。
ここが本作を振り返るうえで重要なポイントになりそうです。
発売当時、メーカーは本作を「4人対4人 チーム対戦ゲーム」として展開していました。パッケージ裏面にも「4対4」の表記が大きく入り、最大8人での通信プレイを前面に押し出しています。
本作を語るなら、まずアーケード版を外すわけにはいきません。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆』は2006年11月から本格稼働したアーケードゲームです。一般的な筐体ではなく、プレイヤーが「P.O.D.」と呼ばれる大型筐体へ入り、モビルスーツのパイロットになったような感覚で戦えることが大きな特徴でした。
そこから約2年半。
2009年に登場したPSP版は、ある意味ではかなり大胆な企画です。
何しろアーケード版最大の特徴である巨大な筐体そのものを取り除かなければならないのですから。
PSP版では画面を三人称視点へ切り替えることも可能になり操作も携帯機向けに変更されています。
つまり「P.O.D.をそのまま再現する」のではなくチーム戦という『戦場の絆』のもうひとつの核をPSPへ移す方向が選ばれたわけです。
パッケージ裏面を見ても本作が何を売りにしていたのかは明快です。
「戦友を信じて奴らと戦え!!」
さらに、
「4対4」
「アドホックモードで最大8人までの通信プレイが可能!」
という文字が並んでいます。
PSPを持ち寄り地球連邦軍とジオン公国軍に分かれて4対4で戦う。
2009年当時、携帯ゲーム機を複数人で持ち寄って遊ぶスタイルは非常に大きな存在感を持っていました。
時代性と『戦場の絆』のチーム戦がうまく噛み合った作品だったといえます。
ファミ通の発売当時のレビューでも最大8人によるチーム戦や役割分担、仲間との連携は特に高く評価され、4人のレビュアーは8・9・8・8点を付けています。
問題は毎回8人集められるわけではないことです。
そこで用意されたのが一人でも楽しめるミッションモード。
勝利条件の異なるミッションに挑戦しながら『戦場の絆』の基本的な戦い方や機体ごとの役割を覚えていきます。
発売当時のファミ通レビューでもミッションモードについて基本を学べる点が評価されていました。
これはアーケード未経験者にはかなり重要だったでしょう。
ゲームセンターで巨大なP.O.D.へ入り、いきなり経験者と一緒にチーム戦をするのは少々ハードルが高いもの。
その前に自宅で練習できる。
PSP版には『戦場の絆』への入門ソフトという役割もあったわけです。
もちろん良いことばかりではありません。
元になったゲームはそもそも専用筐体と専用操作系を前提に設計された作品です。
それをアナログパッドがひとつしかないPSPへ移植したのですから操作にはどうしてもクセが出ます。
実際、当時のファミ通レビューでも操作感の重さが指摘されていました。一人プレイについても、やり込み要素はありながら限界を感じるという評価があります。
さらに単独で敵を次々と撃破するタイプのガンダムゲームとは性格が異なります。
自分の機体の役割を理解し、味方との位置関係を見ながら動かなければならない。
そのため「ガンダムだから買って、とりあえず敵を倒せばいい」と考えると意外と難しいゲームです。
逆に、この不自由さを「モビルスーツらしい重量感」「チーム戦ならではの駆け引き」と感じられるかどうかで印象も変わってくるでしょう。
売上面では好スタート。
メディアクリエイト集計では発売初週に約8万5000本を販売し週間ランキング1位を獲得。翌週には累計10万本を突破しています。
さらに2009年年間では181,888本。同年のソフト年間ランキングでは69位に入っています。
爆発的なミリオンヒットという規模ではありませんが、アーケード発のチーム対戦ゲームを携帯機向けにアレンジした作品として考えれば一定の存在感を示した数字でしょう。
しかも発売された2009年はPSPが『モンスターハンターポータブル』シリーズなどを背景に携帯機を持ち寄って遊ぶ文化が定着していた時期。
最大8人で遊べる本作はまさにその空気の中に登場したゲームでした。
ここは評価を分けて考えた方がよさそうです。
少なくとも発売当時の専門誌評価を見る限り、一般的にクソゲー扱いされた作品とは言いにくいでしょう。
ファミ通のレビュー平均は8.2点。特にマルチプレイとチーム戦については高く評価されています。
一方で欠点もはっきりしています。
専用筐体の圧倒的な没入感は当然ながら再現できません。PSPゆえの操作上の制約もあり、一人プレイだけでは本作最大の面白さを十分に引き出しにくい。
つまり、
8人集まったときの評価と一人で遊んだときの評価が大きく変わるゲーム。
ここが本作の弱点であり同時に個性でもあります。
2026年現在では発売当時のように友人同士でPSPを何台も持ち寄る環境を作ること自体が難しくなっています。そのため、現在一人でプレイして評価すると発売当時より厳しい印象を持つ可能性もあるでしょう。
パッケージはかなり賑やかです。
上側にはジオン軍、下側には地球連邦軍のモビルスーツを配置。その中央に『戦場の絆ポータブル』のロゴが大きく入っています。
一方の陣営だけを主役にするのではなく、連邦対ジオンというゲームそのものの構図を一枚で見せるデザインです。
そして右下には赤いBANDAIロゴ。
さらに「GUNDAM 30th ANNIVERSARY」のマークも確認できます。
2009年は『機動戦士ガンダム』のテレビ放送開始から30周年。本作はガンダム30周年の年に発売されたゲームでもありました。
所有しているパッケージには中古販売時の330円の価格シールも残っています。発売時の定価6,090円から見ると、なかなかの落差です。
これも中古ゲームを集めていると出会う妙に生々しい「その後の履歴」でしょう。
裏面で最も目立つのは、
というコピーです。
その下にはゲーム画面とともに4対4のチーム戦、ミッションモード、視点切り替え、アドホック通信などが紹介されています。
特に面白いのは通信プレイの説明にPSP本体を8台並べたイメージまで掲載していること。
一人でじっくり遊ぶゲームではなく「仲間を集めて遊んでほしい」というメーカー側の狙いがパッケージ裏面からもかなり強く伝わってきます。
背表紙は白地に縦書きでタイトルが入り、その下に30周年記念マーク、CERO A、型番「ULJS 00181」UMDロゴが並びます。
PSPソフトを棚へ縦に並べると実際に見えるのはこの部分。
派手な表面とは対照的に背表紙はかなりシンプルです。
説明書はパッケージとはまったく違うデザインです。
上にガンダム、下にグフ。
余計な文字をほとんど入れず2機の頭部を大きく見せています。
パッケージが「大人数の戦場」を表現しているのに対し、説明書は連邦とジオンの象徴的な2機だけで対立構造を見せる。同じソフトの付属品でありながら見せ方が変えられているのが印象的です。
裏側は一転して白を基調としたシンプルな構成。
中央付近にゲームロゴ、下部には「Produced by 株式会社バンダイナムコゲームス」や型番「ULJS 00181」などが記されています。
表紙の迫力との落差がかなり大きな一冊です。
UMDはモノトーンを基調としたデザイン。
中央の「UMD UNIVERSAL MEDIA DISC」を囲むようにゲームロゴとBANDAIロゴが配置されています。
パッケージや説明書ほど派手ではありませんが、機械的な円形デザインは『戦場の絆』のインターフェースとも相性がよく、メディア単体でも作品の雰囲気が残されています。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』を今振り返ると少し変わった立ち位置のゲームだったことが分かります。
アーケード版の最大の魅力だったP.O.D.は持ってこられない。それでも仲間との連携や4対4というゲーム性ならPSPへ持ってこられる。
その割り切りが本作の長所にも短所にもなりました。
発売初週1位、年間約18万本という数字からも当時の期待の高さは読み取れます。一方、現在一人で遊べば操作のクセやソロプレイの限界が気になる人もいるでしょう。
だからこそ、このゲームを単純に「アーケード版の劣化移植」と片付けるのも少し違います。
PSPを8台持ち寄って4対4で戦う。
そんな遊び方が現実的だった2009年だから成立した『戦場の絆』。
今となってはゲーム内容そのもの以上に携帯ゲーム機を持ち寄って遊んでいた時代を象徴する一本として見ると本作の立ち位置がよりはっきりしてくるのではないでしょうか。
”棚から取り出す、一本のゲーム”
2006年、ゲームセンターに巨大な「モビルスーツのコックピット」が登場。
半球状の大型筐体「P.O.D.」に乗り込み、180度のスクリーンを前にモビルスーツを操縦する『機動戦士ガンダム 戦場の絆』です。4対4を基本としたチーム戦と専用筐体による没入感は、それまでのガンダムゲームとはかなり違った体験を生み出しました。
しかし、そんなゲームを携帯機へ移植するとなれば話は別。巨大スクリーンもなければ左右の操縦桿もありません。
その『戦場の絆』をPSPへ持ってきたのが2009年3月26日発売の『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』です。単純な移植ではなく最大8人による4対4のアドホック通信や一人用ミッションなど、PSPに合わせたアレンジが施されました。
そして本作、実は発売直後の売れ行きもなかなかのもの。
発売初週で約8.5万本を販売してランキング1位となり、2009年の年間販売本数は約18.2万本を記録しています。
アーケード版の代用品として見るのか。それともPSPならではの『戦場の絆』として見るのか。
ここが本作を振り返るうえで重要なポイントになりそうです。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』の基本データ
発売当時、メーカーは本作を「4人対4人 チーム対戦ゲーム」として展開していました。パッケージ裏面にも「4対4」の表記が大きく入り、最大8人での通信プレイを前面に押し出しています。
『戦場の絆ポータブル』はどんなゲームだったのか
ゲームセンターで人気を集めた『戦場の絆』をPSPへ
本作を語るなら、まずアーケード版を外すわけにはいきません。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆』は2006年11月から本格稼働したアーケードゲームです。一般的な筐体ではなく、プレイヤーが「P.O.D.」と呼ばれる大型筐体へ入り、モビルスーツのパイロットになったような感覚で戦えることが大きな特徴でした。
そこから約2年半。
2009年に登場したPSP版は、ある意味ではかなり大胆な企画です。
何しろアーケード版最大の特徴である巨大な筐体そのものを取り除かなければならないのですから。
PSP版では画面を三人称視点へ切り替えることも可能になり操作も携帯機向けに変更されています。
つまり「P.O.D.をそのまま再現する」のではなくチーム戦という『戦場の絆』のもうひとつの核をPSPへ移す方向が選ばれたわけです。
最大8人、4対4で遊べたことが最大の武器
パッケージ裏面を見ても本作が何を売りにしていたのかは明快です。
「戦友を信じて奴らと戦え!!」
さらに、
「4対4」
「アドホックモードで最大8人までの通信プレイが可能!」
という文字が並んでいます。
PSPを持ち寄り地球連邦軍とジオン公国軍に分かれて4対4で戦う。
2009年当時、携帯ゲーム機を複数人で持ち寄って遊ぶスタイルは非常に大きな存在感を持っていました。
時代性と『戦場の絆』のチーム戦がうまく噛み合った作品だったといえます。
ファミ通の発売当時のレビューでも最大8人によるチーム戦や役割分担、仲間との連携は特に高く評価され、4人のレビュアーは8・9・8・8点を付けています。
一人でも遊べる「ミッションモード」
問題は毎回8人集められるわけではないことです。
そこで用意されたのが一人でも楽しめるミッションモード。
勝利条件の異なるミッションに挑戦しながら『戦場の絆』の基本的な戦い方や機体ごとの役割を覚えていきます。
発売当時のファミ通レビューでもミッションモードについて基本を学べる点が評価されていました。
これはアーケード未経験者にはかなり重要だったでしょう。
ゲームセンターで巨大なP.O.D.へ入り、いきなり経験者と一緒にチーム戦をするのは少々ハードルが高いもの。
その前に自宅で練習できる。
PSP版には『戦場の絆』への入門ソフトという役割もあったわけです。
PSP版ならではの難しさもある
もちろん良いことばかりではありません。
元になったゲームはそもそも専用筐体と専用操作系を前提に設計された作品です。
それをアナログパッドがひとつしかないPSPへ移植したのですから操作にはどうしてもクセが出ます。
実際、当時のファミ通レビューでも操作感の重さが指摘されていました。一人プレイについても、やり込み要素はありながら限界を感じるという評価があります。
さらに単独で敵を次々と撃破するタイプのガンダムゲームとは性格が異なります。
自分の機体の役割を理解し、味方との位置関係を見ながら動かなければならない。
そのため「ガンダムだから買って、とりあえず敵を倒せばいい」と考えると意外と難しいゲームです。
逆に、この不自由さを「モビルスーツらしい重量感」「チーム戦ならではの駆け引き」と感じられるかどうかで印象も変わってくるでしょう。
発売初週ランキング1位、約8万5000本を販売
売上面では好スタート。
メディアクリエイト集計では発売初週に約8万5000本を販売し週間ランキング1位を獲得。翌週には累計10万本を突破しています。
さらに2009年年間では181,888本。同年のソフト年間ランキングでは69位に入っています。
爆発的なミリオンヒットという規模ではありませんが、アーケード発のチーム対戦ゲームを携帯機向けにアレンジした作品として考えれば一定の存在感を示した数字でしょう。
しかも発売された2009年はPSPが『モンスターハンターポータブル』シリーズなどを背景に携帯機を持ち寄って遊ぶ文化が定着していた時期。
最大8人で遊べる本作はまさにその空気の中に登場したゲームでした。
『戦場の絆ポータブル』の評価
ここは評価を分けて考えた方がよさそうです。
少なくとも発売当時の専門誌評価を見る限り、一般的にクソゲー扱いされた作品とは言いにくいでしょう。
ファミ通のレビュー平均は8.2点。特にマルチプレイとチーム戦については高く評価されています。
一方で欠点もはっきりしています。
専用筐体の圧倒的な没入感は当然ながら再現できません。PSPゆえの操作上の制約もあり、一人プレイだけでは本作最大の面白さを十分に引き出しにくい。
つまり、
8人集まったときの評価と一人で遊んだときの評価が大きく変わるゲーム。
ここが本作の弱点であり同時に個性でもあります。
2026年現在では発売当時のように友人同士でPSPを何台も持ち寄る環境を作ること自体が難しくなっています。そのため、現在一人でプレイして評価すると発売当時より厳しい印象を持つ可能性もあるでしょう。
『戦場の絆ポータブル』のパッケージと付属品を見る
連邦とジオンを上下に配置したパッケージ
パッケージはかなり賑やかです。
上側にはジオン軍、下側には地球連邦軍のモビルスーツを配置。その中央に『戦場の絆ポータブル』のロゴが大きく入っています。
一方の陣営だけを主役にするのではなく、連邦対ジオンというゲームそのものの構図を一枚で見せるデザインです。
そして右下には赤いBANDAIロゴ。
さらに「GUNDAM 30th ANNIVERSARY」のマークも確認できます。
2009年は『機動戦士ガンダム』のテレビ放送開始から30周年。本作はガンダム30周年の年に発売されたゲームでもありました。
所有しているパッケージには中古販売時の330円の価格シールも残っています。発売時の定価6,090円から見ると、なかなかの落差です。
これも中古ゲームを集めていると出会う妙に生々しい「その後の履歴」でしょう。
裏面は「4対4」を徹底的にアピール
裏面で最も目立つのは、
「戦友を信じて奴らと戦え!!」
というコピーです。
その下にはゲーム画面とともに4対4のチーム戦、ミッションモード、視点切り替え、アドホック通信などが紹介されています。
特に面白いのは通信プレイの説明にPSP本体を8台並べたイメージまで掲載していること。
一人でじっくり遊ぶゲームではなく「仲間を集めて遊んでほしい」というメーカー側の狙いがパッケージ裏面からもかなり強く伝わってきます。
背表紙にはガンダム30周年マーク
背表紙は白地に縦書きでタイトルが入り、その下に30周年記念マーク、CERO A、型番「ULJS 00181」UMDロゴが並びます。
PSPソフトを棚へ縦に並べると実際に見えるのはこの部分。
派手な表面とは対照的に背表紙はかなりシンプルです。
ガンダムとグフが対峙する説明書
説明書はパッケージとはまったく違うデザインです。
上にガンダム、下にグフ。
余計な文字をほとんど入れず2機の頭部を大きく見せています。
パッケージが「大人数の戦場」を表現しているのに対し、説明書は連邦とジオンの象徴的な2機だけで対立構造を見せる。同じソフトの付属品でありながら見せ方が変えられているのが印象的です。
裏側は一転して白を基調としたシンプルな構成。
中央付近にゲームロゴ、下部には「Produced by 株式会社バンダイナムコゲームス」や型番「ULJS 00181」などが記されています。
表紙の迫力との落差がかなり大きな一冊です。
UMDにも『戦場の絆』らしいデザイン
UMDはモノトーンを基調としたデザイン。
中央の「UMD UNIVERSAL MEDIA DISC」を囲むようにゲームロゴとBANDAIロゴが配置されています。
パッケージや説明書ほど派手ではありませんが、機械的な円形デザインは『戦場の絆』のインターフェースとも相性がよく、メディア単体でも作品の雰囲気が残されています。
『機動戦士ガンダム 戦場の絆ポータブル』を今振り返ると少し変わった立ち位置のゲームだったことが分かります。
アーケード版の最大の魅力だったP.O.D.は持ってこられない。それでも仲間との連携や4対4というゲーム性ならPSPへ持ってこられる。
その割り切りが本作の長所にも短所にもなりました。
発売初週1位、年間約18万本という数字からも当時の期待の高さは読み取れます。一方、現在一人で遊べば操作のクセやソロプレイの限界が気になる人もいるでしょう。
だからこそ、このゲームを単純に「アーケード版の劣化移植」と片付けるのも少し違います。
PSPを8台持ち寄って4対4で戦う。
そんな遊び方が現実的だった2009年だから成立した『戦場の絆』。
今となってはゲーム内容そのもの以上に携帯ゲーム機を持ち寄って遊んでいた時代を象徴する一本として見ると本作の立ち位置がよりはっきりしてくるのではないでしょうか。