“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回紹介するのはスクウェア・エニックスから2008年12月18日に発売されたPSP用ソフト『DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)』。
『ファイナルファンタジー』シリーズの歴代主人公と宿敵たちが作品の垣根を越えて激突するシリーズ20周年記念作品。RPGとして知られるFFを大胆にも対戦アクションへと落とし込み、クラウドとセフィロス、スコールとアルティミシア、ティーダとジェクトといった歴代キャラクターによる夢の対決を実現しました。
本作は単純な「FFキャラクターの格闘ゲーム」ではありません。キャラクターの成長や装備、アビリティのカスタマイズ、ストーリーモードなどRPGらしい要素も数多く盛り込まれています。
そして発売当時の勢いもかなりのもの。2008年末のわずかな販売期間で約66万本を記録する大ヒットとなりPSPを代表するFF作品のひとつとなりました。
手元にあるパッケージ、解説書、UMDも見ながら『DISSIDIA FINAL FANTASY』がどのような作品だったのか振り返っていきます。
『DISSIDIA FINAL FANTASY』は歴代FFシリーズのキャラクターを集結させた対戦アクションゲームです。
初代『ファイナルファンタジー』が発売されたのは1987年。本作はシリーズ20周年を記念する作品として企画されました。
特徴は何といっても、それまで別々の世界で生きていた歴代FFキャラクターが同じ舞台に集まることです。
ウォーリア オブ ライト、フリオニール、オニオンナイト、セシル、バッツ、ティナ、クラウド、スコール、ジタン、ティーダ。
そして敵側にもガーランド、皇帝、暗闇の雲、ゴルベーザ、エクスデス、ケフカ、セフィロス、アルティミシア、クジャ、ジェクトといった面々が登場します。
今ではゲーム作品を越えたキャラクター共演はそれほど珍しくありません。しかし2008年当時、歴代FFの主要人物が一堂に会して戦うという企画にはかなりのインパクトがありました。
戦闘で特徴的なのが一般的な対戦格闘ゲームとは大きく異なるダメージシステムです。
相手のブレイブを奪う「ブレイブ攻撃」と蓄積したブレイブを利用して相手のHPを削る「HP攻撃」が分けられています。
つまり、ただ攻撃を当て続ければ勝てるわけではありません。
ブレイブを奪って攻撃力を高め、どのタイミングでHP攻撃を仕掛けるのか。この駆け引きが『DISSIDIA FINAL FANTASY』ならではの面白さです。
さらに戦場は平面的なリングではなく高低差のある3Dフィールド。壁を走り、空中へ飛び出し、建造物を利用しながら高速で戦います。
初めて触れたときは少々複雑に感じるものの、操作に慣れてキャラクターを自由に動かせるようになると一気に爽快になります。
本作を普通の格闘ゲームと大きく分けているのがRPG要素です。
キャラクターにはレベルがあり、戦闘によって経験値を獲得して成長します。装備品やアビリティも存在し、自分のプレイスタイルに合わせたカスタマイズが可能。
FFらしく「キャラクターを育てる楽しさ」がしっかり残されています。
アクションゲームがそれほど得意ではなくても、キャラクターを成長させることで少しずつ先へ進みやすくなる。この仕組みはRPGファンを対戦アクションへ誘う橋渡しとしても機能していました。
メインとなるストーリーモードでは調和の神コスモスと混沌の神カオスを中心とした物語が描かれます。
歴代主人公それぞれに物語が用意され、盤面状のフィールドを進みながら敵との戦闘やイベントをこなしていく構成です。
単純に歴代キャラクターを集めて戦わせただけではなく「なぜ彼らがこの世界に集められたのか」という設定まで用意されている点は本作の大きな特徴でしょう。
一方で歴代FFを知らないプレイヤーにはキャラクター同士の関係性が伝わりにくい場面もあります。
逆にシリーズ経験者なら「この二人を会わせるのか」といったクロスオーバーならではの楽しみがあり、知っている作品が多いほど面白さが増していきます。
本作が発売された2008年はPSP市場そのものが非常に活気づいていた時期です。
その中でも『DISSIDIA FINAL FANTASY』は年末商戦の注目作となりました。
発売初週の販売本数は集計によって多少異なりますが、およそ50万本規模。
さらに2008年の年間販売本数は約66万本に達しています。
発売日は12月18日ですから、年末までの短期間でこの数字です。
しかも同年のPSPには『モンスターハンターポータブル 2nd G』という空前の大ヒット作が存在しました。そのPSP市場で『DISSIDIA FINAL FANTASY』もしっかり存在感を示したことになります。
単なる周年記念のファン向け作品では終わらず、ひとつの新しいFFシリーズを成立させるほど支持された作品でした。
本作の難易度を一言で表すのは少々難しいところです。
ストーリーには比較的進めやすいキャラクターがいる一方、難易度の高いルートも用意されています。
さらにキャラクターごとに攻撃範囲や移動性能、得意な距離がかなり異なるため「このキャラクターなら勝てるのに、別のキャラクターでは苦戦する」ということも珍しくありません。
加えてブレイブ攻撃とHP攻撃の関係を理解するまでは戦闘システムそのものが少々分かりにくい。
この辺りは本作の長所であると同時に人を選ぶ部分でもあります。
歴代FFキャラクターを自由に操作できる楽しさ、高速で展開する立体的な戦闘、豊富な育成要素。
これらは本作の大きな魅力です。
その反面、ロックオンを前提とした高速戦闘は画面が激しく動くため慣れるまでは状況を把握しにくいことがあります。
キャラクターによって操作感や性能差が大きく、対戦ゲームとして見ればバランスが気になる部分もあります。また、RPG的な成長要素が強いことから純粋にプレイヤーの腕だけで競う対戦アクションを期待すると少し違った印象を受けるでしょう。
ストーリーについても歴代FFを知っていることを前提に楽しさが増す作りです。
つまり万人向けの対戦ゲームというより、かなり明確に「FFファンへ向けて作られたアクションゲーム」なのです。
戦闘システムには独特の癖があり、操作に慣れるまで時間が必要です。シリーズ未経験者にはキャラクターへの思い入れを持ちにくいという弱点もあります。
しかし、約50万本規模の初週販売、シリーズ化された実績、そして後に『DISSIDIA 012 FINAL FANTASY』へ発展したことを考えても失敗作と位置づける作品ではありません。
むしろ評価が分かれるとすれば「FFのお祭りゲーム」と「対戦アクション」のどちらを強く求めるかでしょう。
格闘ゲームとして見ると癖がある。しかしFFファンが歴代キャラクターを育て、自分の手で動かして戦わせるゲームとして見るとかなり魅力的な一本です。
手元にあるのは、PSP用『DISSIDIA FINAL FANTASY』のパッケージ、解説書、UMD。
ゲーム内容が歴代FFキャラクターの共演を前面に押し出している一方、パッケージ表面は驚くほど静かなデザインになっています。
白を基調としたパッケージの中央に『DISSIDIA FINAL FANTASY』のロゴ。
その背後には青と赤で描かれた二つの人物像が配置されています。
情報を詰め込まず、余白を大胆に使ったデザインです。
パッケージ裏面の賑やかさを考えると、この静かな表面との落差が面白いところ。歴代キャラクターを大量に並べて「オールスター作品」であることを強調する方法もあったはずですが、あえてそうしていません。
ケースを裏返すと雰囲気は一変します。
上部には歴代FFのキャラクターがずらりと並び、その中央には
「またお前と戦う時が来るとはな。」
という一文。
本作のコンセプトを実に分かりやすく表しています。
ウォーリア オブ ライトやクラウドなどの主人公だけでなく、彼らと因縁を持つ敵キャラクターまで一堂に会する。表面では抑えていた「歴代FFのお祭り感」が裏面で一気に姿を現します。
下部には実際のゲーム画面とともに、キャラクター育成やアビリティ、装備、通信対戦などの特徴が紹介されています。
また、パッケージに記載された希望小売価格は5,800円、税込6,090円。2008年当時のPSPソフトとしては大型タイトルらしい価格設定です。
背表紙は白地に黒文字で『DISSIDIA FINAL FANTASY』。
表面と同じく非常にシンプルです。
下部にはCERO C、型番「ULJM 05262」UMDの表記があります。
PSPソフトを棚へ並べたときにも白い背表紙と黒いタイトルがはっきり見えるため、派手ではありませんが識別しやすいデザインです。
解説書もパッケージと同じ白を基調としたデザインです。
中央には青と赤の人物像とタイトルロゴ、下部にはSQUARE ENIX。
ゲーム本編はキャラクターもエフェクトも賑やかな作品なのに、外装関係は徹底して余白を生かしています。
裏面は一転して全面が黒。
表側の白とのコントラストが非常に強く、下部には型番「ULJM 05262/ULJM 05405」と著作権表記だけが小さく配置されています。
パッケージだけでなく解説書まで白と黒を明確に使い分けているため、製品全体としてデザインに統一感があります。
UMDも白を中心としたデザイン。
盤面上部に小さく『DISSIDIA FINAL FANTASY』のロゴと青・赤のイラストが入り、右側にはSQUARE ENIX、型番「ULJM 05262」が確認できます。
パッケージ、解説書、UMDを並べてみると、すべて同じ世界観で統一されていることがよく分かります。
『DISSIDIA FINAL FANTASY』は「歴代FFキャラクターを集める」という、いかにも派手になりそうな企画でした。
ところが実際に生まれたのは単なるキャラクター集合ゲームではありません。
FFらしい成長要素を残しながら、ブレイブとHPという独自の仕組みを持つ3Dアクションへシリーズを作り替えた作品です。そのため従来のFFとも一般的な格闘ゲームとも少し違い最初は戸惑うところがあります。
それでも2008年当時、クラウドとセフィロスだけではなく初代から『FFX』までの歴代キャラクターを自分で操作して戦わせられたインパクトは大きなものでした。
シリーズ20周年という節目だからこそ成立した「歴代FFを振り返るゲーム」でありながら、同時にその後の『DISSIDIA』シリーズを始めた第一作。
今振り返ると本作そのものがFFシリーズにとってひとつの分岐点だったといえるでしょう。
“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回紹介するのはスクウェア・エニックスから2008年12月18日に発売されたPSP用ソフト『DISSIDIA FINAL FANTASY(ディシディア ファイナルファンタジー)』。
『ファイナルファンタジー』シリーズの歴代主人公と宿敵たちが作品の垣根を越えて激突するシリーズ20周年記念作品。RPGとして知られるFFを大胆にも対戦アクションへと落とし込み、クラウドとセフィロス、スコールとアルティミシア、ティーダとジェクトといった歴代キャラクターによる夢の対決を実現しました。
本作は単純な「FFキャラクターの格闘ゲーム」ではありません。キャラクターの成長や装備、アビリティのカスタマイズ、ストーリーモードなどRPGらしい要素も数多く盛り込まれています。
そして発売当時の勢いもかなりのもの。2008年末のわずかな販売期間で約66万本を記録する大ヒットとなりPSPを代表するFF作品のひとつとなりました。
手元にあるパッケージ、解説書、UMDも見ながら『DISSIDIA FINAL FANTASY』がどのような作品だったのか振り返っていきます。
DISSIDIA FINAL FANTASYとは
『DISSIDIA FINAL FANTASY』は歴代FFシリーズのキャラクターを集結させた対戦アクションゲームです。
FF20周年から生まれた歴代キャラクターの共演
初代『ファイナルファンタジー』が発売されたのは1987年。本作はシリーズ20周年を記念する作品として企画されました。
特徴は何といっても、それまで別々の世界で生きていた歴代FFキャラクターが同じ舞台に集まることです。
ウォーリア オブ ライト、フリオニール、オニオンナイト、セシル、バッツ、ティナ、クラウド、スコール、ジタン、ティーダ。
そして敵側にもガーランド、皇帝、暗闇の雲、ゴルベーザ、エクスデス、ケフカ、セフィロス、アルティミシア、クジャ、ジェクトといった面々が登場します。
今ではゲーム作品を越えたキャラクター共演はそれほど珍しくありません。しかし2008年当時、歴代FFの主要人物が一堂に会して戦うという企画にはかなりのインパクトがありました。
「ブレイブ」と「HP」を分けた独特のバトル
戦闘で特徴的なのが一般的な対戦格闘ゲームとは大きく異なるダメージシステムです。
相手のブレイブを奪う「ブレイブ攻撃」と蓄積したブレイブを利用して相手のHPを削る「HP攻撃」が分けられています。
つまり、ただ攻撃を当て続ければ勝てるわけではありません。
ブレイブを奪って攻撃力を高め、どのタイミングでHP攻撃を仕掛けるのか。この駆け引きが『DISSIDIA FINAL FANTASY』ならではの面白さです。
さらに戦場は平面的なリングではなく高低差のある3Dフィールド。壁を走り、空中へ飛び出し、建造物を利用しながら高速で戦います。
初めて触れたときは少々複雑に感じるものの、操作に慣れてキャラクターを自由に動かせるようになると一気に爽快になります。
アクションゲームなのにキャラクターを育てられる
本作を普通の格闘ゲームと大きく分けているのがRPG要素です。
キャラクターにはレベルがあり、戦闘によって経験値を獲得して成長します。装備品やアビリティも存在し、自分のプレイスタイルに合わせたカスタマイズが可能。
FFらしく「キャラクターを育てる楽しさ」がしっかり残されています。
アクションゲームがそれほど得意ではなくても、キャラクターを成長させることで少しずつ先へ進みやすくなる。この仕組みはRPGファンを対戦アクションへ誘う橋渡しとしても機能していました。
ストーリーモードは意外にボリュームがある
メインとなるストーリーモードでは調和の神コスモスと混沌の神カオスを中心とした物語が描かれます。
歴代主人公それぞれに物語が用意され、盤面状のフィールドを進みながら敵との戦闘やイベントをこなしていく構成です。
単純に歴代キャラクターを集めて戦わせただけではなく「なぜ彼らがこの世界に集められたのか」という設定まで用意されている点は本作の大きな特徴でしょう。
一方で歴代FFを知らないプレイヤーにはキャラクター同士の関係性が伝わりにくい場面もあります。
逆にシリーズ経験者なら「この二人を会わせるのか」といったクロスオーバーならではの楽しみがあり、知っている作品が多いほど面白さが増していきます。
DISSIDIA FINAL FANTASYの評価と当時の人気
本作が発売された2008年はPSP市場そのものが非常に活気づいていた時期です。
その中でも『DISSIDIA FINAL FANTASY』は年末商戦の注目作となりました。
発売直後から約50万本を販売
発売初週の販売本数は集計によって多少異なりますが、およそ50万本規模。
さらに2008年の年間販売本数は約66万本に達しています。
発売日は12月18日ですから、年末までの短期間でこの数字です。
しかも同年のPSPには『モンスターハンターポータブル 2nd G』という空前の大ヒット作が存在しました。そのPSP市場で『DISSIDIA FINAL FANTASY』もしっかり存在感を示したことになります。
単なる周年記念のファン向け作品では終わらず、ひとつの新しいFFシリーズを成立させるほど支持された作品でした。
難易度はキャラクターによって印象が変わる
本作の難易度を一言で表すのは少々難しいところです。
ストーリーには比較的進めやすいキャラクターがいる一方、難易度の高いルートも用意されています。
さらにキャラクターごとに攻撃範囲や移動性能、得意な距離がかなり異なるため「このキャラクターなら勝てるのに、別のキャラクターでは苦戦する」ということも珍しくありません。
加えてブレイブ攻撃とHP攻撃の関係を理解するまでは戦闘システムそのものが少々分かりにくい。
この辺りは本作の長所であると同時に人を選ぶ部分でもあります。
良いところばかりではない
歴代FFキャラクターを自由に操作できる楽しさ、高速で展開する立体的な戦闘、豊富な育成要素。
これらは本作の大きな魅力です。
その反面、ロックオンを前提とした高速戦闘は画面が激しく動くため慣れるまでは状況を把握しにくいことがあります。
キャラクターによって操作感や性能差が大きく、対戦ゲームとして見ればバランスが気になる部分もあります。また、RPG的な成長要素が強いことから純粋にプレイヤーの腕だけで競う対戦アクションを期待すると少し違った印象を受けるでしょう。
ストーリーについても歴代FFを知っていることを前提に楽しさが増す作りです。
つまり万人向けの対戦ゲームというより、かなり明確に「FFファンへ向けて作られたアクションゲーム」なのです。
DISSIDIA FINAL FANTASYの評価
戦闘システムには独特の癖があり、操作に慣れるまで時間が必要です。シリーズ未経験者にはキャラクターへの思い入れを持ちにくいという弱点もあります。
しかし、約50万本規模の初週販売、シリーズ化された実績、そして後に『DISSIDIA 012 FINAL FANTASY』へ発展したことを考えても失敗作と位置づける作品ではありません。
むしろ評価が分かれるとすれば「FFのお祭りゲーム」と「対戦アクション」のどちらを強く求めるかでしょう。
格闘ゲームとして見ると癖がある。しかしFFファンが歴代キャラクターを育て、自分の手で動かして戦わせるゲームとして見るとかなり魅力的な一本です。
DISSIDIA FINAL FANTASYのパッケージと付属品
手元にあるのは、PSP用『DISSIDIA FINAL FANTASY』のパッケージ、解説書、UMD。
ゲーム内容が歴代FFキャラクターの共演を前面に押し出している一方、パッケージ表面は驚くほど静かなデザインになっています。
パッケージ表面
白を基調としたパッケージの中央に『DISSIDIA FINAL FANTASY』のロゴ。
その背後には青と赤で描かれた二つの人物像が配置されています。
情報を詰め込まず、余白を大胆に使ったデザインです。
パッケージ裏面の賑やかさを考えると、この静かな表面との落差が面白いところ。歴代キャラクターを大量に並べて「オールスター作品」であることを強調する方法もあったはずですが、あえてそうしていません。
パッケージ裏面
ケースを裏返すと雰囲気は一変します。
上部には歴代FFのキャラクターがずらりと並び、その中央には
「またお前と戦う時が来るとはな。」
という一文。
本作のコンセプトを実に分かりやすく表しています。
ウォーリア オブ ライトやクラウドなどの主人公だけでなく、彼らと因縁を持つ敵キャラクターまで一堂に会する。表面では抑えていた「歴代FFのお祭り感」が裏面で一気に姿を現します。
下部には実際のゲーム画面とともに、キャラクター育成やアビリティ、装備、通信対戦などの特徴が紹介されています。
また、パッケージに記載された希望小売価格は5,800円、税込6,090円。2008年当時のPSPソフトとしては大型タイトルらしい価格設定です。
パッケージ背表紙
背表紙は白地に黒文字で『DISSIDIA FINAL FANTASY』。
表面と同じく非常にシンプルです。
下部にはCERO C、型番「ULJM 05262」UMDの表記があります。
PSPソフトを棚へ並べたときにも白い背表紙と黒いタイトルがはっきり見えるため、派手ではありませんが識別しやすいデザインです。
解説書
解説書もパッケージと同じ白を基調としたデザインです。
中央には青と赤の人物像とタイトルロゴ、下部にはSQUARE ENIX。
ゲーム本編はキャラクターもエフェクトも賑やかな作品なのに、外装関係は徹底して余白を生かしています。
裏面は一転して全面が黒。
表側の白とのコントラストが非常に強く、下部には型番「ULJM 05262/ULJM 05405」と著作権表記だけが小さく配置されています。
パッケージだけでなく解説書まで白と黒を明確に使い分けているため、製品全体としてデザインに統一感があります。
UMD
UMDも白を中心としたデザイン。
盤面上部に小さく『DISSIDIA FINAL FANTASY』のロゴと青・赤のイラストが入り、右側にはSQUARE ENIX、型番「ULJM 05262」が確認できます。
パッケージ、解説書、UMDを並べてみると、すべて同じ世界観で統一されていることがよく分かります。
『DISSIDIA FINAL FANTASY』は「歴代FFキャラクターを集める」という、いかにも派手になりそうな企画でした。
ところが実際に生まれたのは単なるキャラクター集合ゲームではありません。
FFらしい成長要素を残しながら、ブレイブとHPという独自の仕組みを持つ3Dアクションへシリーズを作り替えた作品です。そのため従来のFFとも一般的な格闘ゲームとも少し違い最初は戸惑うところがあります。
それでも2008年当時、クラウドとセフィロスだけではなく初代から『FFX』までの歴代キャラクターを自分で操作して戦わせられたインパクトは大きなものでした。
シリーズ20周年という節目だからこそ成立した「歴代FFを振り返るゲーム」でありながら、同時にその後の『DISSIDIA』シリーズを始めた第一作。
今振り返ると本作そのものがFFシリーズにとってひとつの分岐点だったといえるでしょう。