“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回紹介するのはスクウェア・エニックスから2011年3月3日に発売されたPSP用ソフト『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY(ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー)』。
2008年に発売された『DISSIDIA FINAL FANTASY』の続編にあたり、歴代『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターたちが作品の枠を越えて戦う「DISSIDIA」シリーズ第2作。
ただし、物語は前作の後ではありません。本作で描かれるのは前作へとつながる「12回目の戦い」。タイトルにある「012」もこの物語の位置づけを示しています。
ライトニング、カイン、ティファ、ラグナ、ユウナ、ヴァンなど新たなキャラクターが参戦し、アシストシステムやフィールドマップも追加。前作の基本システムを受け継ぎながら、遊びの幅を大きく広げた作品となりました。
今回は手元にあるパッケージ、解説書、UMDも見ながら『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』を振り返っていきます。
『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』は歴代FFシリーズのキャラクターが集結する対戦アクションゲーム。
少々ややこしいのが本作のタイトルです。
「duodecim」はラテン語で「12」を意味し、タイトルの「012」と対応しています。
なぜ12なのか。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』で描かれた戦いよりも前に起きた「12回目の戦い」が本作の中心となるためです。
つまり発売順では、
『DISSIDIA FINAL FANTASY』 ↓ 『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』
ですが、物語の時間軸では本作の方が先になります。
単純に「前作の戦いの続きを描く」という方法を選ばなかったところが本作の面白いところですね。
前作に登場したキャラクターに加え、本作では新たな戦士たちが参戦しました。
代表的なのが『FINAL FANTASY XIII』のライトニング『FINAL FANTASY IV』のカイン『FINAL FANTASY VII』のティファ『FINAL FANTASY VIII』のラグナ『FINAL FANTASY X』のユウナ『FINAL FANTASY XII』のヴァンです。
さらにギルガメッシュやプリッシュなども登場。
特に前作発売後の2009年に『FINAL FANTASY XIII』が登場していたため、ライトニングの参戦は「DISSIDIA」の世界を当時の最新FFまで広げる役割を果たしました。
前作だけでも十分に豪華だった顔ぶれが、さらに賑やかになっています。
本作を前作と明確に差別化している要素のひとつが「アシストシステム」です。
戦闘中に別のキャラクターを呼び出し、ブレイブ攻撃やHP攻撃を行わせることができます。
前作は基本的に一対一の戦いでした。
そこへ第三者が一時的に介入することで攻撃をつないだり相手の行動を妨害したりと、戦術の幅が大きく広がっています。
単にキャラクター数を増やしただけではなくバトルそのものにも新しい駆け引きを加えたわけです。
一方このシステムによって覚えることも増えました。
ブレイブ攻撃、HP攻撃、EX関連のシステムに加えてアシストまで管理するため、初めて「DISSIDIA」に触れるプレイヤーには少々忙しく感じられるかもしれません。
ストーリーモードにも大きな変化があります。
本作ではフィールドマップをキャラクター自身で移動し、ダンジョンや敵へ向かう形式が採用されました。
RPGとして考えればごく普通の仕組みですが、対戦アクションを中心とした「DISSIDIA」にフィールド探索が入ったことでFFらしさが一段強くなっています。
「戦闘を選択して次へ進む」だけではなく、自分で世界を歩いている感覚が生まれたのは前作からの大きな進化でしょう。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』は世界累計出荷180万本を突破するヒット作となりました。
その続編だけに『DISSIDIA 012』への期待も高く、発売初週には国内で約28万本を販売。2011年の年間販売本数では約46万本を記録しています。
前作ほどの爆発的な勢いには届かなかったものの、続編として十分に存在感のある数字です。
『DISSIDIA 012』の強みは前作の良かった部分を捨てずに拡張していることです。
高速でフィールドを駆け回る戦闘、ブレイブ攻撃とHP攻撃を使い分ける独自システム、キャラクターのレベルアップ、装備、アビリティといったRPG要素は健在。
そこへ新キャラクター、アシストシステム、フィールドマップなどが加わっています。
前作を遊び込んだ人ほど「何が増えたのか」が分かりやすい作りです。
さらに前作のセーブデータを利用した引き継ぎ要素も用意されており、完全にゼロからやり直すだけの続編ではありません。
本作はかなり遊び応えがあります。
新たな物語だけではなく、キャラクター育成や装備、アビリティ、対戦、探索など、やることは非常に多彩です。
これは長く遊びたい人にとって大きな長所。
しかし反対に気軽な対戦アクションを期待するとシステムの多さに圧倒される可能性があります。
前作の記事でも触れましたが「DISSIDIA」は一般的な格闘ゲームとはかなり違います。
そこへ本作ではアシストまで加わったため、初見では何を意識して戦えばよいのか分かりにくい場面もあります。
ボタンを押していれば何となく勝てるタイプのゲームではなく、システムを理解するほど面白くなる作品です。
本作が登場した2011年3月は携帯ゲーム機市場が大きく動いていた時期でもあります。
ニンテンドー3DSが発売された直後であり、PSPでは前年末に『モンスターハンターポータブル 3rd』が大ヒット。PSP市場はすでに成熟期を迎えていました。
そんな時期に発売された『DISSIDIA 012』はPSPで積み重ねられてきた技術や遊び方をかなり贅沢に詰め込んだ作品といえます。
発売初週で約28万本を販売したことからも、前作から引き継がれたシリーズへの期待の高さがうかがえます。
『DISSIDIA 012』を「クソゲー」と呼ぶのは適切ではないでしょう。
新キャラクターの追加だけで済ませず、アシスト、フィールド探索、新シナリオなど続編として手を入れるべき部分にはしっかり手が入っています。
一方で欠点がないわけではありません。
前作以上にシステムが複雑になり初めて遊ぶ人には敷居が高いこと。キャラクターによって操作感が大きく異なり、戦い方を覚えるまで時間がかかること。そして、歴代FFを知らなければキャラクター同士が出会う面白さを十分に味わいにくいこと。
「FFファン向け」という性格は前作以上に強くなっています。
その代わり前作を楽しめた人にとっては「もっと遊べるDISSIDIA」として非常に分かりやすい進化です。
問題作というよりシリーズ経験者ほど評価しやすいタイプの続編と考えた方が実態に近いでしょう。
今回手元にあるのはPSP版『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』のパッケージ、解説書、UMDです。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』と並べてみたくなるほどデザイン面にも明確な共通性があります。
白を大胆に使ったパッケージです。
中央には金色を基調とした「DISSIDIA 012」のロゴ。その左右には対になるようにキャラクターが描かれています。
前作も白を基調とした非常にシンプルなパッケージでしたが、本作でもその方向性を継承しています。
歴代FFキャラクターが大集合するゲームだからこそ、あえて表面には大量のキャラクターを並べない。この抑えたデザインは「DISSIDIA」シリーズらしさのひとつになっています。
今回の所有品には右上に中古価格330円のシールが残っています。
こうした値札も中古ソフトならでは。発売当時の定価とはまったく別の、一本のゲームが流通してきた履歴が残っています。
表面からひっくり返すと一気に情報量が増えます。
上部には歴代FFシリーズのキャラクターたちが集合し、その上には
「最終決戦に向かう敗北の物語――」
というコピー。
前作へつながる物語であることを知ってから読むとかなり意味深な言葉です。
中央には本作の特徴がまとめられ、新キャラクター、アシストシステム、フィールドマップ、キャラクターカスタマイズなどが紹介されています。
下には実際のゲーム画面も掲載。
前作の基本を受け継ぎながら「今回はここが違う」というポイントをパッケージ裏面だけでも把握できる構成になっています。
また、希望小売価格は6,090円(税込)。
PSP作品としては決して安価ではありませんが、その分かなりのボリュームを持ったタイトルでした。
背表紙も前作と同じく白を基調としています。
タイトルは
DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY
と細身の文字で配置。
下部にはCERO C、型番「ULJM 05814」、UMDの表記が確認できます。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』と棚に並べれば同じシリーズであることが一目で分かるデザインです。
解説書も白を基調としたデザインです。
パッケージとは異なるイラストが大きく描かれ、中央付近に「DISSIDIA 012」のロゴ。
前作の解説書が青と赤の対比を使った比較的シンプルなデザインだったのに対し、こちらは線画そのものを大きく見せています。
ゲームの説明書というより、イラスト集の表紙のような雰囲気があります。
裏面にも大きなキャラクターイラストが続きます。
表と裏を別々の面として処理するのではなく、解説書全体をひとつのアートワークとして見せるような作りです。
下部にはスクウェア・エニックスの表記と「ULJM 05814 / ULJM 05854」の型番も確認できます。
前作の解説書裏面がほぼ全面黒だったことを考えると同じ白基調でも印象はかなり違います。
UMDも白と金を中心とした落ち着いたデザインです。
盤面には金色の線画でキャラクターが描かれ「DISSIDIA 012」のロゴ。
前作のUMDが青と赤をアクセントとしていたのに対し本作では金色へ変更されています。
ゲームを起動してしまえば見ることのない部分ですが、パッケージ、解説書、UMDまで色調を揃えているのはコレクションとして眺めたときに印象的です。
『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』は前作の成功をそのままなぞっただけの続編ではありません。
アシストシステムやフィールド探索、新たなキャラクターを投入し「DISSIDIA」という独特なゲームをさらに濃くした作品でした。
その結果、前作以上に覚えることが多くなり、初めて触れる人には少々取っつきにくい。しかし、前作を遊び込んだプレイヤーにとっては、その複雑さこそが遊びの広がりでもあります。
そして何より特徴的なのは続編でありながら前作の「先」を描かなかったことです。
最終決戦の後ではなく、その前に失われた「12回目の戦い」を描く。
だからこそ『012』は単なるキャラクター追加版ではなく、前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』そのものの見え方まで変える作品になりました。
“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回紹介するのはスクウェア・エニックスから2011年3月3日に発売されたPSP用ソフト『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY(ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー)』。
2008年に発売された『DISSIDIA FINAL FANTASY』の続編にあたり、歴代『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターたちが作品の枠を越えて戦う「DISSIDIA」シリーズ第2作。
ただし、物語は前作の後ではありません。本作で描かれるのは前作へとつながる「12回目の戦い」。タイトルにある「012」もこの物語の位置づけを示しています。
ライトニング、カイン、ティファ、ラグナ、ユウナ、ヴァンなど新たなキャラクターが参戦し、アシストシステムやフィールドマップも追加。前作の基本システムを受け継ぎながら、遊びの幅を大きく広げた作品となりました。
今回は手元にあるパッケージ、解説書、UMDも見ながら『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』を振り返っていきます。
DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASYとは
『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』は歴代FFシリーズのキャラクターが集結する対戦アクションゲーム。
「012」と「duodecim」が意味するもの
少々ややこしいのが本作のタイトルです。
「duodecim」はラテン語で「12」を意味し、タイトルの「012」と対応しています。
なぜ12なのか。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』で描かれた戦いよりも前に起きた「12回目の戦い」が本作の中心となるためです。
つまり発売順では、
『DISSIDIA FINAL FANTASY』
↓
『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』
ですが、物語の時間軸では本作の方が先になります。
単純に「前作の戦いの続きを描く」という方法を選ばなかったところが本作の面白いところですね。
ライトニングやティファなど新たなFFキャラクターが参戦
前作に登場したキャラクターに加え、本作では新たな戦士たちが参戦しました。
代表的なのが『FINAL FANTASY XIII』のライトニング『FINAL FANTASY IV』のカイン『FINAL FANTASY VII』のティファ『FINAL FANTASY VIII』のラグナ『FINAL FANTASY X』のユウナ『FINAL FANTASY XII』のヴァンです。
さらにギルガメッシュやプリッシュなども登場。
特に前作発売後の2009年に『FINAL FANTASY XIII』が登場していたため、ライトニングの参戦は「DISSIDIA」の世界を当時の最新FFまで広げる役割を果たしました。
前作だけでも十分に豪華だった顔ぶれが、さらに賑やかになっています。
アシストシステムで戦い方が変化
本作を前作と明確に差別化している要素のひとつが「アシストシステム」です。
戦闘中に別のキャラクターを呼び出し、ブレイブ攻撃やHP攻撃を行わせることができます。
前作は基本的に一対一の戦いでした。
そこへ第三者が一時的に介入することで攻撃をつないだり相手の行動を妨害したりと、戦術の幅が大きく広がっています。
単にキャラクター数を増やしただけではなくバトルそのものにも新しい駆け引きを加えたわけです。
一方このシステムによって覚えることも増えました。
ブレイブ攻撃、HP攻撃、EX関連のシステムに加えてアシストまで管理するため、初めて「DISSIDIA」に触れるプレイヤーには少々忙しく感じられるかもしれません。
フィールドマップを歩いて冒険できる
ストーリーモードにも大きな変化があります。
本作ではフィールドマップをキャラクター自身で移動し、ダンジョンや敵へ向かう形式が採用されました。
RPGとして考えればごく普通の仕組みですが、対戦アクションを中心とした「DISSIDIA」にフィールド探索が入ったことでFFらしさが一段強くなっています。
「戦闘を選択して次へ進む」だけではなく、自分で世界を歩いている感覚が生まれたのは前作からの大きな進化でしょう。
前作との違い・売上・難易度から見るDISSIDIA 012の評価
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』は世界累計出荷180万本を突破するヒット作となりました。
その続編だけに『DISSIDIA 012』への期待も高く、発売初週には国内で約28万本を販売。2011年の年間販売本数では約46万本を記録しています。
前作ほどの爆発的な勢いには届かなかったものの、続編として十分に存在感のある数字です。
前作経験者ほど面白さが分かりやすい
『DISSIDIA 012』の強みは前作の良かった部分を捨てずに拡張していることです。
高速でフィールドを駆け回る戦闘、ブレイブ攻撃とHP攻撃を使い分ける独自システム、キャラクターのレベルアップ、装備、アビリティといったRPG要素は健在。
そこへ新キャラクター、アシストシステム、フィールドマップなどが加わっています。
前作を遊び込んだ人ほど「何が増えたのか」が分かりやすい作りです。
さらに前作のセーブデータを利用した引き継ぎ要素も用意されており、完全にゼロからやり直すだけの続編ではありません。
ボリュームの多さは長所でもあり短所でもある
本作はかなり遊び応えがあります。
新たな物語だけではなく、キャラクター育成や装備、アビリティ、対戦、探索など、やることは非常に多彩です。
これは長く遊びたい人にとって大きな長所。
しかし反対に気軽な対戦アクションを期待するとシステムの多さに圧倒される可能性があります。
前作の記事でも触れましたが「DISSIDIA」は一般的な格闘ゲームとはかなり違います。
そこへ本作ではアシストまで加わったため、初見では何を意識して戦えばよいのか分かりにくい場面もあります。
ボタンを押していれば何となく勝てるタイプのゲームではなく、システムを理解するほど面白くなる作品です。
2011年という発売時期
本作が登場した2011年3月は携帯ゲーム機市場が大きく動いていた時期でもあります。
ニンテンドー3DSが発売された直後であり、PSPでは前年末に『モンスターハンターポータブル 3rd』が大ヒット。PSP市場はすでに成熟期を迎えていました。
そんな時期に発売された『DISSIDIA 012』はPSPで積み重ねられてきた技術や遊び方をかなり贅沢に詰め込んだ作品といえます。
発売初週で約28万本を販売したことからも、前作から引き継がれたシリーズへの期待の高さがうかがえます。
DISSIDIA 012はクソゲーなのか?
『DISSIDIA 012』を「クソゲー」と呼ぶのは適切ではないでしょう。
新キャラクターの追加だけで済ませず、アシスト、フィールド探索、新シナリオなど続編として手を入れるべき部分にはしっかり手が入っています。
一方で欠点がないわけではありません。
前作以上にシステムが複雑になり初めて遊ぶ人には敷居が高いこと。キャラクターによって操作感が大きく異なり、戦い方を覚えるまで時間がかかること。そして、歴代FFを知らなければキャラクター同士が出会う面白さを十分に味わいにくいこと。
「FFファン向け」という性格は前作以上に強くなっています。
その代わり前作を楽しめた人にとっては「もっと遊べるDISSIDIA」として非常に分かりやすい進化です。
問題作というよりシリーズ経験者ほど評価しやすいタイプの続編と考えた方が実態に近いでしょう。
DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASYのパッケージと付属品
今回手元にあるのはPSP版『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』のパッケージ、解説書、UMDです。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』と並べてみたくなるほどデザイン面にも明確な共通性があります。
パッケージ表面
白を大胆に使ったパッケージです。
中央には金色を基調とした「DISSIDIA 012」のロゴ。その左右には対になるようにキャラクターが描かれています。
前作も白を基調とした非常にシンプルなパッケージでしたが、本作でもその方向性を継承しています。
歴代FFキャラクターが大集合するゲームだからこそ、あえて表面には大量のキャラクターを並べない。この抑えたデザインは「DISSIDIA」シリーズらしさのひとつになっています。
今回の所有品には右上に中古価格330円のシールが残っています。
こうした値札も中古ソフトならでは。発売当時の定価とはまったく別の、一本のゲームが流通してきた履歴が残っています。
パッケージ裏面
表面からひっくり返すと一気に情報量が増えます。
上部には歴代FFシリーズのキャラクターたちが集合し、その上には
「最終決戦に向かう敗北の物語――」
というコピー。
前作へつながる物語であることを知ってから読むとかなり意味深な言葉です。
中央には本作の特徴がまとめられ、新キャラクター、アシストシステム、フィールドマップ、キャラクターカスタマイズなどが紹介されています。
下には実際のゲーム画面も掲載。
前作の基本を受け継ぎながら「今回はここが違う」というポイントをパッケージ裏面だけでも把握できる構成になっています。
また、希望小売価格は6,090円(税込)。
PSP作品としては決して安価ではありませんが、その分かなりのボリュームを持ったタイトルでした。
パッケージ背表紙
背表紙も前作と同じく白を基調としています。
タイトルは
DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY
と細身の文字で配置。
下部にはCERO C、型番「ULJM 05814」、UMDの表記が確認できます。
前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』と棚に並べれば同じシリーズであることが一目で分かるデザインです。
解説書
解説書も白を基調としたデザインです。
パッケージとは異なるイラストが大きく描かれ、中央付近に「DISSIDIA 012」のロゴ。
前作の解説書が青と赤の対比を使った比較的シンプルなデザインだったのに対し、こちらは線画そのものを大きく見せています。
ゲームの説明書というより、イラスト集の表紙のような雰囲気があります。
裏面にも大きなキャラクターイラストが続きます。
表と裏を別々の面として処理するのではなく、解説書全体をひとつのアートワークとして見せるような作りです。
下部にはスクウェア・エニックスの表記と「ULJM 05814 / ULJM 05854」の型番も確認できます。
前作の解説書裏面がほぼ全面黒だったことを考えると同じ白基調でも印象はかなり違います。
UMD
UMDも白と金を中心とした落ち着いたデザインです。
盤面には金色の線画でキャラクターが描かれ「DISSIDIA 012」のロゴ。
前作のUMDが青と赤をアクセントとしていたのに対し本作では金色へ変更されています。
ゲームを起動してしまえば見ることのない部分ですが、パッケージ、解説書、UMDまで色調を揃えているのはコレクションとして眺めたときに印象的です。
『DISSIDIA 012 [duodecim] FINAL FANTASY』は前作の成功をそのままなぞっただけの続編ではありません。
アシストシステムやフィールド探索、新たなキャラクターを投入し「DISSIDIA」という独特なゲームをさらに濃くした作品でした。
その結果、前作以上に覚えることが多くなり、初めて触れる人には少々取っつきにくい。しかし、前作を遊び込んだプレイヤーにとっては、その複雑さこそが遊びの広がりでもあります。
そして何より特徴的なのは続編でありながら前作の「先」を描かなかったことです。
最終決戦の後ではなく、その前に失われた「12回目の戦い」を描く。
だからこそ『012』は単なるキャラクター追加版ではなく、前作『DISSIDIA FINAL FANTASY』そのものの見え方まで変える作品になりました。