“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回取り上げるのは2007年9月13日に発売されたPSP用ソフト『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』。
ただし、以前紹介した通常版とは少し違います。
『FINAL FANTASY VII』発売10周年を記念して登場した限定商品「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited」に収められていた限定仕様のゲームパッケージです。
限定セットは77,777個限定で販売され、特別仕様の新型PSP(PSP-2000ZS)、バスターソードをモチーフとしたストラップ、そしてゲームソフトが同梱されていました。
ゲームそのものについては通常版の記事で紹介しているため、ここでは繰り返しません。
この記事では限定仕様のゲームパッケージを中心に通常版とのデザインの違いやUMD、同梱されていたチラシなどを実物写真から見ていきます。
「FFVII 10th Anniversary Limited」は初代PlayStation用『FINAL FANTASY VII』の発売10周年を記念して企画された特別限定商品です。
発売日は『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』通常版と同じ2007年9月13日。希望小売価格は25,890円(税込)でした。
最大の特徴は当時まだ一般発売されていなかった新型PSP「PSP-2000」をいち早く入手できたことです。
通常のPSP-2000は2007年9月20日発売でしたが、この限定版には特別仕様の「PSP-2000ZS」が同梱され、通常発売より1週間早く手にすることができました。
しかも単に本体色を変更しただけではありません。シルバーとブラックを基調とした専用仕様で本体背面には『FINAL FANTASY VII』10周年記念ロゴやオリジナルイラスト、さらに限定数を示すシリアルナンバーまで刻まれていました。
限定数は「77,777」。
『FINAL FANTASY VII』の「VII」に掛けた数字であることが一目で分かる、いかにも記念モデルらしい設定です。
まず目に入るのが、通常版とはまったく異なるパッケージデザインです。
全体をシルバー系でまとめ、中央にはバスターソードを持ったザックスのシルエット。その右側に小さく「CRISIS CORE FINAL FANTASY VII」のタイトルが配置されています。
通常版がザックスの姿を大きくカラーで描いた非常にゲームらしいデザインなのに対し、限定版はかなり抑制されています。
色数も少なく人物の表情すら見せない。
そのためゲームソフトというより10周年を記念したコレクターズアイテムらしい雰囲気が強く出ています。
CERO BとSQUARE ENIXの表記を除けば情報量も少なく、銀色の背景と黒いシルエットが主役。実物を光に当てたときの金属的な質感もこのパッケージならではです。
裏面も通常版とは大きく異なります。
上部には通常版と共通するキャッチコピー、
「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した。」
その下にはゲーム画面が3点掲載されています。
そして中央で存在感を放つのが「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」のロゴです。
通常版ではこの部分にザックスを中心としたビジュアルが大きく配置されていますが、限定版では10周年記念商品であることを前面に押し出した構成になっています。
表面だけを変更した限定ジャケットではなく、裏面まで専用デザインになっているところがポイントでしょう。
背表紙にも限定版らしさがあります。
通常版は黒を基調としているのに対し、こちらは表紙から続くシルバー調。
「CRISIS CORE FINAL FANTASY VII」のタイトルが黒文字で配置され、下部にはCERO B、型番「ULJM 05254」の表記を確認できます。
ゲーム棚へ並べてしまうと表面は見えなくなりますが、背表紙だけでも通常版との違いが分かる仕様です。
ケースを開けると、さらに違いがあります。
限定パッケージに収められているUMDはブラックを基調とした専用デザインです。
中央の白い「UMD UNIVERSAL MEDIA DISC」を囲むように黒い盤面が広がり、その中にキャラクターの線画が薄く描かれています。
ケースだけが限定仕様なのではなく、実際にPSPへ入れるUMDまで変更されているわけです。
左が通常版、右が限定版です。
デザインの基本構成そのものはよく似ていますが、通常版は白、限定版は黒。
色を反転させたような組み合わせになっています。
単体で見る以上に2枚を並べたときの対比が面白いところです。
通常版と限定版の両方を所有しているからこそ確認できる違いであり、限定パッケージをコレクションする魅力のひとつでしょう。
手元のパッケージには『FINAL FANTASY VII』発売10周年を記念したチラシも残っています。
大きく掲載されているのはクラウド。
上部には「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」、中央には「FINAL FANTASY VII 発売10周年を記念した飲料共同開発プロジェクト」と記載されています。
下部には「Potion」の文字もあり、2007年当時に展開されていた10周年記念企画の一端が分かる資料です。
ゲーム本体とは直接関係しない販促物ですが、むしろこうした紙物に当時の空気がよく残っています。
こちらは別のチラシではなく、先ほどのチラシの裏面です。
大きく掲載されているのは本作のテーマソング「Why」を歌った絢香氏。
「CLAP & LOVE / Why」「Why / CLAP & LOVE」のCD発売情報に加え『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- Original Soundtrack』の発売予定も掲載されています。
限定版そのものだけでなく、ゲーム発売時にどのような関連商品が展開されていたのかを確認できるのが興味深いところ。
パッケージやUMDとは違い、こうしたチラシ類は中古品では失われやすいためゲームと一緒に残っていることにも資料的な価値があります。
2本を並べると同じゲームとは思えないほど印象が違います。
左の通常版はザックスをカラーで大きく描き、タイトルロゴも画面下部へ大きく配置。
対して右の限定版はシルバーを主体としてザックスを黒いシルエットとして表現しています。
通常版が「ゲームの主人公」を見せるパッケージなら、限定版は「FFVII 10周年の記念品」としての性格を強く押し出したデザインといえるでしょう。
どちらが優れているというより、同じ作品に対してまったく違う役割を与えられた2種類のパッケージです。
裏側を並べると違いはさらに明確です。
通常版は黒を基調としてゲーム内容やビジュアルを密度高く配置しています。
一方の限定版はシルバーの余白を大きく取り「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」のロゴを中央に配置。
共通するキャッチコピーやスクリーンショットを残しながら全体の方向性は別物です。
単純にジャケット表面だけを差し替えたものではないことが表裏を並べることでよく分かります。
(※取扱説明書は同じ仕様のため割愛)
『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited』というと77,777台限定のPSP-2000本体が注目されがちです。
しかし、ゲームソフトだけを取り出して見ても通常版とは異なる専用ジャケット、シルバーを基調とした背表紙、ブラック仕様のUMDと、かなり丁寧に差別化されています。
特に通常版と限定版を並べてみると違いは明快です。
ゲーム内容そのものは通常版と同じ。それでも2007年の『FINAL FANTASY VII』10周年というタイミングを形として残したパッケージという点では通常版とはまったく別の収集対象として見ることができるでしょう。
ゲームを遊ぶための一本というよりFFVIIの10周年を記録した一本。通常版と限定版を並べて残しておきたくなる理由は、まさにそこにあります。
“棚から取り出す、一本のゲーム”
今回取り上げるのは2007年9月13日に発売されたPSP用ソフト『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』。
ただし、以前紹介した通常版とは少し違います。
『FINAL FANTASY VII』発売10周年を記念して登場した限定商品「CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited」に収められていた限定仕様のゲームパッケージです。
限定セットは77,777個限定で販売され、特別仕様の新型PSP(PSP-2000ZS)、バスターソードをモチーフとしたストラップ、そしてゲームソフトが同梱されていました。
ゲームそのものについては通常版の記事で紹介しているため、ここでは繰り返しません。
この記事では限定仕様のゲームパッケージを中心に通常版とのデザインの違いやUMD、同梱されていたチラシなどを実物写真から見ていきます。
CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited
77,777個だけ販売された特別限定版
「FFVII 10th Anniversary Limited」は初代PlayStation用『FINAL FANTASY VII』の発売10周年を記念して企画された特別限定商品です。
発売日は『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII-』通常版と同じ2007年9月13日。希望小売価格は25,890円(税込)でした。
最大の特徴は当時まだ一般発売されていなかった新型PSP「PSP-2000」をいち早く入手できたことです。
通常のPSP-2000は2007年9月20日発売でしたが、この限定版には特別仕様の「PSP-2000ZS」が同梱され、通常発売より1週間早く手にすることができました。
しかも単に本体色を変更しただけではありません。シルバーとブラックを基調とした専用仕様で本体背面には『FINAL FANTASY VII』10周年記念ロゴやオリジナルイラスト、さらに限定数を示すシリアルナンバーまで刻まれていました。
限定数は「77,777」。
『FINAL FANTASY VII』の「VII」に掛けた数字であることが一目で分かる、いかにも記念モデルらしい設定です。
限定版の基本データ
限定パッケージ版と通常版を比較
限定版のパッケージ表面
まず目に入るのが、通常版とはまったく異なるパッケージデザインです。
全体をシルバー系でまとめ、中央にはバスターソードを持ったザックスのシルエット。その右側に小さく「CRISIS CORE FINAL FANTASY VII」のタイトルが配置されています。
通常版がザックスの姿を大きくカラーで描いた非常にゲームらしいデザインなのに対し、限定版はかなり抑制されています。
色数も少なく人物の表情すら見せない。
そのためゲームソフトというより10周年を記念したコレクターズアイテムらしい雰囲気が強く出ています。
CERO BとSQUARE ENIXの表記を除けば情報量も少なく、銀色の背景と黒いシルエットが主役。実物を光に当てたときの金属的な質感もこのパッケージならではです。
パッケージ裏面にも10周年記念ロゴ
裏面も通常版とは大きく異なります。
上部には通常版と共通するキャッチコピー、
「男たちは己の悲運より、友のために涙を流した。」
その下にはゲーム画面が3点掲載されています。
そして中央で存在感を放つのが「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」のロゴです。
通常版ではこの部分にザックスを中心としたビジュアルが大きく配置されていますが、限定版では10周年記念商品であることを前面に押し出した構成になっています。
表面だけを変更した限定ジャケットではなく、裏面まで専用デザインになっているところがポイントでしょう。
背表紙も通常版とは異なるシルバー仕様
背表紙にも限定版らしさがあります。
通常版は黒を基調としているのに対し、こちらは表紙から続くシルバー調。
「CRISIS CORE FINAL FANTASY VII」のタイトルが黒文字で配置され、下部にはCERO B、型番「ULJM 05254」の表記を確認できます。
ゲーム棚へ並べてしまうと表面は見えなくなりますが、背表紙だけでも通常版との違いが分かる仕様です。
限定版UMDはブラック
ケースを開けると、さらに違いがあります。
限定パッケージに収められているUMDはブラックを基調とした専用デザインです。
中央の白い「UMD UNIVERSAL MEDIA DISC」を囲むように黒い盤面が広がり、その中にキャラクターの線画が薄く描かれています。
ケースだけが限定仕様なのではなく、実際にPSPへ入れるUMDまで変更されているわけです。
通常版UMDと並べると違いは一目瞭然
左が通常版、右が限定版です。
デザインの基本構成そのものはよく似ていますが、通常版は白、限定版は黒。
色を反転させたような組み合わせになっています。
単体で見る以上に2枚を並べたときの対比が面白いところです。
通常版と限定版の両方を所有しているからこそ確認できる違いであり、限定パッケージをコレクションする魅力のひとつでしょう。
同梱されていたチラシと通常版との違い
『FINAL FANTASY VII』10周年記念チラシ
手元のパッケージには『FINAL FANTASY VII』発売10周年を記念したチラシも残っています。
大きく掲載されているのはクラウド。
上部には「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」、中央には「FINAL FANTASY VII 発売10周年を記念した飲料共同開発プロジェクト」と記載されています。
下部には「Potion」の文字もあり、2007年当時に展開されていた10周年記念企画の一端が分かる資料です。
ゲーム本体とは直接関係しない販促物ですが、むしろこうした紙物に当時の空気がよく残っています。
裏面は絢香氏の「Why」を紹介
こちらは別のチラシではなく、先ほどのチラシの裏面です。
大きく掲載されているのは本作のテーマソング「Why」を歌った絢香氏。
「CLAP & LOVE / Why」「Why / CLAP & LOVE」のCD発売情報に加え『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- Original Soundtrack』の発売予定も掲載されています。
限定版そのものだけでなく、ゲーム発売時にどのような関連商品が展開されていたのかを確認できるのが興味深いところ。
パッケージやUMDとは違い、こうしたチラシ類は中古品では失われやすいためゲームと一緒に残っていることにも資料的な価値があります。
通常版と限定版を表面から比較
2本を並べると同じゲームとは思えないほど印象が違います。
左の通常版はザックスをカラーで大きく描き、タイトルロゴも画面下部へ大きく配置。
対して右の限定版はシルバーを主体としてザックスを黒いシルエットとして表現しています。
通常版が「ゲームの主人公」を見せるパッケージなら、限定版は「FFVII 10周年の記念品」としての性格を強く押し出したデザインといえるでしょう。
どちらが優れているというより、同じ作品に対してまったく違う役割を与えられた2種類のパッケージです。
裏面も2種類のデザイン
裏側を並べると違いはさらに明確です。
通常版は黒を基調としてゲーム内容やビジュアルを密度高く配置しています。
一方の限定版はシルバーの余白を大きく取り「FINAL FANTASY VII 10th ANNIVERSARY」のロゴを中央に配置。
共通するキャッチコピーやスクリーンショットを残しながら全体の方向性は別物です。
単純にジャケット表面だけを差し替えたものではないことが表裏を並べることでよく分かります。
(※取扱説明書は同じ仕様のため割愛)
FFVII 10周年を形として残した限定パッケージ
『CRISIS CORE -FINAL FANTASY VII- FFVII 10th Anniversary Limited』というと77,777台限定のPSP-2000本体が注目されがちです。
しかし、ゲームソフトだけを取り出して見ても通常版とは異なる専用ジャケット、シルバーを基調とした背表紙、ブラック仕様のUMDと、かなり丁寧に差別化されています。
特に通常版と限定版を並べてみると違いは明快です。
ゲーム内容そのものは通常版と同じ。それでも2007年の『FINAL FANTASY VII』10周年というタイミングを形として残したパッケージという点では通常版とはまったく別の収集対象として見ることができるでしょう。
ゲームを遊ぶための一本というよりFFVIIの10周年を記録した一本。通常版と限定版を並べて残しておきたくなる理由は、まさにそこにあります。