”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』はバンダイから1994年11月25日に発売されたゲームボーイ用RPG。
バンダイナムコエンターテインメントの公式ゲームラインナップでも1994年発売のゲームボーイ作品として掲載されています。
タイトルにある通り、物語の中心となるのは孫悟空。
『ドラゴンボールZ』といえば派手な必殺技が飛び交うアクションゲームを想像したくなりますが本作は少し違います。アドベンチャー形式で物語を進めながら戦闘では距離や攻撃方法などを考えて戦うRPGとなっています。
小さなモノクロ画面のゲームボーイで『ドラゴンボールZ』の物語とバトルをどう表現するのか。その答えの一つがこの『悟空飛翔伝』でした。
タイトル画面
公式のゲームラインナップではジャンルをRPGとしています。また、発売日・メーカー・型番・JANコードは複数のゲーム資料からも確認できます。
プレイ画面➀
『悟空飛翔伝』が発売されたのは1994年。
すでにファミコンやスーパーファミコンなどでは複数の『ドラゴンボール』ゲームが登場していましたが、本作は『ドラゴンボールZ』として初めてゲームボーイに登場した作品です。
携帯ゲーム機なのでテレビの前に座らなくても悟空たちの冒険を楽しめる。
現在では当たり前のことですが、当時としては『ドラゴンボールZ』をゲームボーイへ持ち歩けること自体に魅力があったのではないでしょうか。
そして翌1995年には、続編となる『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』も発売されています。
ゲームは第23回天下一武道会を迎える前の修行からサイヤ人編までを扱っています。
悟空を中心に物語が進み、原作でおなじみのキャラクターたちも登場。
今回のカセットラベルに描かれているピッコロやベジータも、まさにこの時期を象徴するキャラクターです。
『ドラゴンボール』から『ドラゴンボールZ』へと物語が大きく動いていく時期を一本のゲームにまとめているため、悟空の成長を追いかけるような感覚で楽しめます。
プレイ画面➁
本作で面白いのが戦闘システムです。
単純にボタンを連打して相手を倒すアクションゲームではありません。
戦闘では敵との距離によって攻撃の命中率や威力が変化するため、どこから、どのように攻撃するかを考える必要があります。
パンチやキック、気功波といった攻撃を使い分けながら戦っていく仕組みです。
『ドラゴンボールZ』らしいスピード感のある格闘をそのまま再現するのではなく、ゲームボーイというハードに合わせて「考えて戦うドラゴンボール」にしたところが特徴的ですね。
ゲームボーイはモノクロ表示であり、画面の解像度にも大きな制約があります。
それでも『悟空飛翔伝』では戦闘中にさまざまなキャラクターグラフィックが用意されました。
パンチやキックなどの動作には原作漫画の場面を意識したビジュアルも使われています。
派手なアニメーションで魅せるのではなく、一枚一枚の絵から『ドラゴンボール』らしさを感じさせる。
ゲームボーイという限られた画面だからこその表現といえるでしょう。
物語を進めるだけでなく、修行をテーマにしたミニゲーム的な要素も用意されています。
さらに、育てた悟空を使って戦う天下一武道会モードも収録。ゲームの進行状況によって対戦相手などが変化します。
物語を一度追いかけて終わりではなく「悟空を育てて戦う」というRPGらしい楽しみ方もできるわけです。
原作でも修行を重ねるたびに強くなっていく悟空。
その成長をゲームシステムとして味わえるのは『悟空飛翔伝』というタイトルにもよく合っています。
『悟空飛翔伝』は初代ゲームボーイではおなじみのグレーのカセット。
その中央に貼られたラベルはかなり賑やかです。
中央には悟空。
左には緑色の肌と紫色の道着が目を引くピッコロ、右には戦闘服を身につけたベジータが配置されています。
モノクロ画面で遊ぶゲームでありながら、カセットのラベルは非常にカラフル。
棚から取り出したときにも『ドラゴンボールZ』のソフトだとすぐ分かります。
ラベル上部には、おなじみの「DRAGON BALL Z」ロゴ。
その下には日本語で、
「ドラゴンボール」
そして、
「悟空飛翔伝」
と記されています。
中央の悟空を囲むようにピッコロとベジータを配置した構図も印象的です。
ラベルの面積は決して大きくありませんが、タイトル、主人公、ライバルキャラクターをしっかり詰め込んでいます。
ゲームボーイのカセットは小さいだけに、こうしたラベルごとのデザインの違いを眺めるのも面白いところです。
ラベル左下には、
DMG-ADBJ-JPN
という型番が記載されています。
これは資料上でも確認できる『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』の型番で、今回所有している実物とも一致しています。
さらに、その下には、
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映動画 ©BANDAI 1994 MADE IN JAPAN
という権利表記も確認できます。
そして右下には赤い四角の中に白文字で描かれたBANDAIロゴ。
1990年代のバンダイ製キャラクターゲームを感じさせる部分ですね。
実物を眺めていると1994年という時代が見えてきます。
グレーのゲームボーイカセット。悟空、ピッコロ、ベジータ。そして赤いBANDAIロゴ。
スーパーファミコンではカラーで派手な『ドラゴンボールZ』ゲームが登場していた一方、その世界を小さなモノクロ画面へ持ち込んだのが『悟空飛翔伝』でした。
ハードの性能に合わせて表現方法を変えながら、それでも「悟空を育て、戦い、物語を追体験する」という楽しさを詰め込んだ一本。
小さなゲームボーイカセットだからこそ味わえる『ドラゴンボールZ』がここには残っています。
”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』はバンダイから1994年11月25日に発売されたゲームボーイ用RPG。
バンダイナムコエンターテインメントの公式ゲームラインナップでも1994年発売のゲームボーイ作品として掲載されています。
タイトルにある通り、物語の中心となるのは孫悟空。
『ドラゴンボールZ』といえば派手な必殺技が飛び交うアクションゲームを想像したくなりますが本作は少し違います。アドベンチャー形式で物語を進めながら戦闘では距離や攻撃方法などを考えて戦うRPGとなっています。
小さなモノクロ画面のゲームボーイで『ドラゴンボールZ』の物語とバトルをどう表現するのか。その答えの一つがこの『悟空飛翔伝』でした。
タイトル画面
ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝の基本データ
公式のゲームラインナップではジャンルをRPGとしています。また、発売日・メーカー・型番・JANコードは複数のゲーム資料からも確認できます。
GB『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』の内容と特徴
プレイ画面➀
ゲームボーイ初の『ドラゴンボールZ』
『悟空飛翔伝』が発売されたのは1994年。
すでにファミコンやスーパーファミコンなどでは複数の『ドラゴンボール』ゲームが登場していましたが、本作は『ドラゴンボールZ』として初めてゲームボーイに登場した作品です。
携帯ゲーム機なのでテレビの前に座らなくても悟空たちの冒険を楽しめる。
現在では当たり前のことですが、当時としては『ドラゴンボールZ』をゲームボーイへ持ち歩けること自体に魅力があったのではないでしょうか。
そして翌1995年には、続編となる『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』も発売されています。
悟空を中心に描かれる物語
ゲームは第23回天下一武道会を迎える前の修行からサイヤ人編までを扱っています。
悟空を中心に物語が進み、原作でおなじみのキャラクターたちも登場。
今回のカセットラベルに描かれているピッコロやベジータも、まさにこの時期を象徴するキャラクターです。
『ドラゴンボール』から『ドラゴンボールZ』へと物語が大きく動いていく時期を一本のゲームにまとめているため、悟空の成長を追いかけるような感覚で楽しめます。
アクションではなくRPGとして表現された戦闘
プレイ画面➁
本作で面白いのが戦闘システムです。
単純にボタンを連打して相手を倒すアクションゲームではありません。
戦闘では敵との距離によって攻撃の命中率や威力が変化するため、どこから、どのように攻撃するかを考える必要があります。
パンチやキック、気功波といった攻撃を使い分けながら戦っていく仕組みです。
『ドラゴンボールZ』らしいスピード感のある格闘をそのまま再現するのではなく、ゲームボーイというハードに合わせて「考えて戦うドラゴンボール」にしたところが特徴的ですね。
原作を思わせるキャラクターグラフィック
ゲームボーイはモノクロ表示であり、画面の解像度にも大きな制約があります。
それでも『悟空飛翔伝』では戦闘中にさまざまなキャラクターグラフィックが用意されました。
パンチやキックなどの動作には原作漫画の場面を意識したビジュアルも使われています。
派手なアニメーションで魅せるのではなく、一枚一枚の絵から『ドラゴンボール』らしさを感じさせる。
ゲームボーイという限られた画面だからこその表現といえるでしょう。
修行や天下一武道会も楽しめる
物語を進めるだけでなく、修行をテーマにしたミニゲーム的な要素も用意されています。
さらに、育てた悟空を使って戦う天下一武道会モードも収録。ゲームの進行状況によって対戦相手などが変化します。
物語を一度追いかけて終わりではなく「悟空を育てて戦う」というRPGらしい楽しみ方もできるわけです。
原作でも修行を重ねるたびに強くなっていく悟空。
その成長をゲームシステムとして味わえるのは『悟空飛翔伝』というタイトルにもよく合っています。
『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』のカセット
グレーのカセットに悟空たちが勢ぞろい
『悟空飛翔伝』は初代ゲームボーイではおなじみのグレーのカセット。
その中央に貼られたラベルはかなり賑やかです。
中央には悟空。
左には緑色の肌と紫色の道着が目を引くピッコロ、右には戦闘服を身につけたベジータが配置されています。
モノクロ画面で遊ぶゲームでありながら、カセットのラベルは非常にカラフル。
棚から取り出したときにも『ドラゴンボールZ』のソフトだとすぐ分かります。
大きく描かれた「DRAGON BALL Z」のロゴ
ラベル上部には、おなじみの「DRAGON BALL Z」ロゴ。
その下には日本語で、
「ドラゴンボール」
そして、
「悟空飛翔伝」
と記されています。
中央の悟空を囲むようにピッコロとベジータを配置した構図も印象的です。
ラベルの面積は決して大きくありませんが、タイトル、主人公、ライバルキャラクターをしっかり詰め込んでいます。
ゲームボーイのカセットは小さいだけに、こうしたラベルごとのデザインの違いを眺めるのも面白いところです。
型番「DMG-ADBJ-JPN」
ラベル左下には、
DMG-ADBJ-JPN
という型番が記載されています。
これは資料上でも確認できる『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』の型番で、今回所有している実物とも一致しています。
さらに、その下には、
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映動画
©BANDAI 1994 MADE IN JAPAN
という権利表記も確認できます。
そして右下には赤い四角の中に白文字で描かれたBANDAIロゴ。
1990年代のバンダイ製キャラクターゲームを感じさせる部分ですね。
カセットから伝わる1994年の『ドラゴンボールZ』
実物を眺めていると1994年という時代が見えてきます。
グレーのゲームボーイカセット。悟空、ピッコロ、ベジータ。そして赤いBANDAIロゴ。
スーパーファミコンではカラーで派手な『ドラゴンボールZ』ゲームが登場していた一方、その世界を小さなモノクロ画面へ持ち込んだのが『悟空飛翔伝』でした。
ハードの性能に合わせて表現方法を変えながら、それでも「悟空を育て、戦い、物語を追体験する」という楽しさを詰め込んだ一本。
小さなゲームボーイカセットだからこそ味わえる『ドラゴンボールZ』がここには残っています。