”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』は1995年8月25日にバンダイから発売されたゲームボーイ用RPG。
前年に発売された『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』の続編にあたり、ゲームボーイにおける『ドラゴンボールZ』第2作となりました。公式のゲームラインナップでもジャンルはRPGとして紹介されています。
前作がサイヤ人編までを描いていたのに対し、今回は舞台をナメック星編へ。
悟飯、クリリン、ベジータ、そして悟空たちの戦いを追いながら、物語はあのフリーザとの決戦へと向かっていきます。
前作『悟空飛翔伝』と並べてみるのも面白い一本です。
タイトル画面
発売日は1995年8月25日、当時の価格は5,800円(税別)。今回の実物にも確認できる「DMG-AZ2J-JPN」が正式な型番です。
プレイ画面➀
『悟空激闘伝』は1994年発売の『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』に続く作品。
前作からわずか9か月ほどで登場した続編ですが、単純に同じ仕組みで物語の続きを描いたわけではありません。
戦闘システムは変更され、登場キャラクターも増加。前作を土台としながら、より『ドラゴンボールZ』らしい戦いをゲームボーイで表現しようとした作品になっています。
そして何より今回はナメック星編。
ベジータやフリーザといったキャラクターが物語の中心へ入ってくることで前作とはまた違った雰囲気を楽しめます。
物語では悟飯、クリリン、ベジータたちを操作してナメック星を移動します。
フィールドでは目的地を指定して移動できるほか、舞空術も使用可能。敵と接触すると戦闘へ移行する仕組みになっています。
『ドラゴンボールZ』においてナメック星編は物語のスケールが一気に広がる時期でもあります。
ドラゴンボールを巡る争い、ベジータとの微妙な関係、ギニュー特戦隊、そしてフリーザ。
ゲームボーイの小さな画面ではありますが、原作の大きな転換点となった物語を一本のカセットに収めているわけです。
プレイ画面➁
戦闘では制限時間内に攻撃コマンドを入力して行動します。
また、相手の攻撃に合わせて防御する要素もあり、ただコマンドを選んで眺めるだけではありません。戦闘でどのような行動を取ったかによって経験値にも影響し、キャラクターを成長させていきます。
現在のゲームから見るとかなり独特な仕組みですが、ここが『悟空激闘伝』らしいところ。
派手なアクションゲームにするのではなく、RPGとして『ドラゴンボールZ』の戦闘をどう表現するかを考えたシステムといえるでしょう。
ナメック星編といえば悟空が宇宙船の中で行う重力修行も印象的です。
もちろん、本作にもこの要素があります。
悟空がナメック星へ到着するまでの6日間、トレーニング内容や時間、激しさ、休憩時間などを設定して修行を進める仕組みです。
原作では重力を徐々に上げながら修行し驚異的な成長を遂げた悟空。
単なるイベントとして見せるのではなく、プレイヤー自身が修行内容を考えるゲームシステムにしているのが面白いところですね。
『悟空激闘伝』は1人で遊ぶだけでなく通信ケーブルを利用した2人プレイにも対応しています。
ゲームボーイを2台用意し通信ケーブルでつなぐ。
現在のオンライン対戦とはまったく違いますが、友達同士でゲームボーイを持ち寄って遊ぶというのもこの時代ならではの光景でした。
ストーリーを楽しむRPGでありながら『ドラゴンボールZ』らしく対戦の楽しみまで用意されているのは見逃せません。
外装は初代ゲームボーイではおなじみのグレー。
前回紹介した『悟空飛翔伝』と同じタイプですが、ラベルを見れば両作品の違いは一目瞭然です。
前作では悟空、ピッコロ、ベジータが大きく配置されていました。
対して『悟空激闘伝』は中央に超サイヤ人となった悟空。そして右側には大きくフリーザが描かれています。
サイヤ人編からナメック星編へ。
2本のカセットを並べるだけでも、物語が次の段階へ進んだことが伝わってきます。
ラベル上部には、おなじみの「DRAGON BALL Z」のロゴ。
その下に、
「悟空激闘伝」
とタイトルが記されています。
そして、やはり目を引くのは中央の悟空でしょう。
金色の髪を逆立てた超サイヤ人の悟空が前方へ飛び出すように描かれ、その右にはフリーザ。左側にはノーマルの悟空が配置され、限られたラベル面積いっぱいにナメック星編の雰囲気が詰め込まれています。
ゲームを起動しなくても「今回はフリーザとの戦いなんだな」と分かるデザインです。
小さなカセットのラベルがそのまま作品の予告編のようにも見えてきます。
ラベル左下を見ると、
DMG-AZ2J-JPN
という型番を確認できます。
資料上でも同じ型番が確認でき、今回所有している実物と一致しています。
その下には、
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映動画 ©BANDAI 1995 MADE IN JAPAN
の表記。
右下には、前作と同じ赤地に白文字のBANDAIロゴが配置されています。
こうした型番や権利表記はゲームを遊んでいるだけではほとんど意識しない部分です。
しかし、実物を手に取ってラベルをじっくり眺めると、発売年やメーカーだけでなく、そのソフトが作られた時代まで感じられるから面白いですね。
『悟空飛翔伝』が1994年11月25日。そして『悟空激闘伝』が1995年8月25日。
ゲームボーイで展開されたこの2作品はタイトルにも共通して「悟空」と「伝」の文字が使われています。
前作ではサイヤ人編まで、続編ではナメック星編へ。
カセットのラベルも悟空・ピッコロ・ベジータから、超サイヤ人悟空・フリーザへと変化しました。
箱や説明書がなくても、この2本を並べればひとつのシリーズとしてのつながりがよく分かります。
ゲームボーイという小さなハードで展開された1990年代半ばの『ドラゴンボールZ』。
『悟空飛翔伝』と『悟空激闘伝』はカセットそのものを並べて眺める楽しさもある2本です。
”棚から取り出す、一本のゲーム”
『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』は1995年8月25日にバンダイから発売されたゲームボーイ用RPG。
前年に発売された『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』の続編にあたり、ゲームボーイにおける『ドラゴンボールZ』第2作となりました。公式のゲームラインナップでもジャンルはRPGとして紹介されています。
前作がサイヤ人編までを描いていたのに対し、今回は舞台をナメック星編へ。
悟飯、クリリン、ベジータ、そして悟空たちの戦いを追いながら、物語はあのフリーザとの決戦へと向かっていきます。
前作『悟空飛翔伝』と並べてみるのも面白い一本です。
タイトル画面
ドラゴンボールZ 悟空激闘伝の基本データ
発売日は1995年8月25日、当時の価格は5,800円(税別)。今回の実物にも確認できる「DMG-AZ2J-JPN」が正式な型番です。
GB『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』の内容と特徴
プレイ画面➀
『悟空飛翔伝』から続くゲームボーイ第2作
『悟空激闘伝』は1994年発売の『ドラゴンボールZ 悟空飛翔伝』に続く作品。
前作からわずか9か月ほどで登場した続編ですが、単純に同じ仕組みで物語の続きを描いたわけではありません。
戦闘システムは変更され、登場キャラクターも増加。前作を土台としながら、より『ドラゴンボールZ』らしい戦いをゲームボーイで表現しようとした作品になっています。
そして何より今回はナメック星編。
ベジータやフリーザといったキャラクターが物語の中心へ入ってくることで前作とはまた違った雰囲気を楽しめます。
ナメック星を舞台に物語が展開
物語では悟飯、クリリン、ベジータたちを操作してナメック星を移動します。
フィールドでは目的地を指定して移動できるほか、舞空術も使用可能。敵と接触すると戦闘へ移行する仕組みになっています。
『ドラゴンボールZ』においてナメック星編は物語のスケールが一気に広がる時期でもあります。
ドラゴンボールを巡る争い、ベジータとの微妙な関係、ギニュー特戦隊、そしてフリーザ。
ゲームボーイの小さな画面ではありますが、原作の大きな転換点となった物語を一本のカセットに収めているわけです。
コマンド入力で戦う独特のバトル
プレイ画面➁
戦闘では制限時間内に攻撃コマンドを入力して行動します。
また、相手の攻撃に合わせて防御する要素もあり、ただコマンドを選んで眺めるだけではありません。戦闘でどのような行動を取ったかによって経験値にも影響し、キャラクターを成長させていきます。
現在のゲームから見るとかなり独特な仕組みですが、ここが『悟空激闘伝』らしいところ。
派手なアクションゲームにするのではなく、RPGとして『ドラゴンボールZ』の戦闘をどう表現するかを考えたシステムといえるでしょう。
悟空は宇宙船で重力修行
ナメック星編といえば悟空が宇宙船の中で行う重力修行も印象的です。
もちろん、本作にもこの要素があります。
悟空がナメック星へ到着するまでの6日間、トレーニング内容や時間、激しさ、休憩時間などを設定して修行を進める仕組みです。
原作では重力を徐々に上げながら修行し驚異的な成長を遂げた悟空。
単なるイベントとして見せるのではなく、プレイヤー自身が修行内容を考えるゲームシステムにしているのが面白いところですね。
通信ケーブルによる対戦にも対応
『悟空激闘伝』は1人で遊ぶだけでなく通信ケーブルを利用した2人プレイにも対応しています。
ゲームボーイを2台用意し通信ケーブルでつなぐ。
現在のオンライン対戦とはまったく違いますが、友達同士でゲームボーイを持ち寄って遊ぶというのもこの時代ならではの光景でした。
ストーリーを楽しむRPGでありながら『ドラゴンボールZ』らしく対戦の楽しみまで用意されているのは見逃せません。
『ドラゴンボールZ 悟空激闘伝』のカセット
前作と同じグレーのゲームボーイカセット
外装は初代ゲームボーイではおなじみのグレー。
前回紹介した『悟空飛翔伝』と同じタイプですが、ラベルを見れば両作品の違いは一目瞭然です。
前作では悟空、ピッコロ、ベジータが大きく配置されていました。
対して『悟空激闘伝』は中央に超サイヤ人となった悟空。そして右側には大きくフリーザが描かれています。
サイヤ人編からナメック星編へ。
2本のカセットを並べるだけでも、物語が次の段階へ進んだことが伝わってきます。
超サイヤ人悟空とフリーザが目を引くラベル
ラベル上部には、おなじみの「DRAGON BALL Z」のロゴ。
その下に、
「悟空激闘伝」
とタイトルが記されています。
そして、やはり目を引くのは中央の悟空でしょう。
金色の髪を逆立てた超サイヤ人の悟空が前方へ飛び出すように描かれ、その右にはフリーザ。左側にはノーマルの悟空が配置され、限られたラベル面積いっぱいにナメック星編の雰囲気が詰め込まれています。
ゲームを起動しなくても「今回はフリーザとの戦いなんだな」と分かるデザインです。
小さなカセットのラベルがそのまま作品の予告編のようにも見えてきます。
型番「DMG-AZ2J-JPN」を実物で確認
ラベル左下を見ると、
DMG-AZ2J-JPN
という型番を確認できます。
資料上でも同じ型番が確認でき、今回所有している実物と一致しています。
その下には、
©バードスタジオ/集英社・フジテレビ・東映動画
©BANDAI 1995 MADE IN JAPAN
の表記。
右下には、前作と同じ赤地に白文字のBANDAIロゴが配置されています。
こうした型番や権利表記はゲームを遊んでいるだけではほとんど意識しない部分です。
しかし、実物を手に取ってラベルをじっくり眺めると、発売年やメーカーだけでなく、そのソフトが作られた時代まで感じられるから面白いですね。
『悟空飛翔伝』と並べて残したい2本
『悟空飛翔伝』が1994年11月25日。そして『悟空激闘伝』が1995年8月25日。
ゲームボーイで展開されたこの2作品はタイトルにも共通して「悟空」と「伝」の文字が使われています。
前作ではサイヤ人編まで、続編ではナメック星編へ。
カセットのラベルも悟空・ピッコロ・ベジータから、超サイヤ人悟空・フリーザへと変化しました。
箱や説明書がなくても、この2本を並べればひとつのシリーズとしてのつながりがよく分かります。
ゲームボーイという小さなハードで展開された1990年代半ばの『ドラゴンボールZ』。
『悟空飛翔伝』と『悟空激闘伝』はカセットそのものを並べて眺める楽しさもある2本です。